大森で見つけたミャンマー居酒屋TOPが、土曜日もランチを始めたと聞いていたので、行ってみました。
すると店名が変わっていた。TOPはそのままですが、ミャンマー居酒屋と書いてあった部分に、上から「アジアレストラン」というシールが貼ってある。
店に入ってみると、店長も、お店の女の子も、メニューも同じでした。
「お店の名前、変わったの?」
「ええ。店長が、客が少ないのはミャンマーがいけないんじゃないかって。ミャンマーのイメージが悪いので、アジアにしようって。それに、ここ、女性のお客さんが多いでしょう。女性にとっては、居酒屋よりレストランのほうがいいんじゃないかって」
「ふーん」
ランチメニューは6つあって、どれも750円。ただし、毎曜日、サービスランチが一つ設定されており、それを頼めば680円。
私は、シャン・カオソイ(シャン族風麺)とオンノウ・カオソイ(ココナツミルクスープの麺)は食べたことがあったので、トーフー・カオソイ(豆腐の麺)にしました。
ふつうミャンマーの麺はカウスウェーといいますが、タイ語に近いシャン語ではカオソイ。
豆腐は店長の手作りで、夜のおつまみの豆腐ジョー(豆腐揚げ)もおいしい。
まず、生ビール(300円)を頼むとつきだしに豚皮揚げが出てきた。
そしてランチは、メインのトーフ・カオソイのほかにミニチャーハン(中華)、中華風スープ、なぜかキムチがつく。確かにミャンマー、中華、韓国の組み合わせだから、「アジアレストラン」にふさわしいかも。
この日のランチは、私以外に女性の一人客のみ。
「今までは年中無休だったんですけど、今は日曜日はお休み。そのかわり、前はランチが月~金だったのに、土曜日もやることにしたんです」
しかし、よくやっていけるなあ。
10年ぐらい前に、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」というベストセラーがありました。その中で、住宅街にある高級フランス料理屋はいついっても客がいない。それでも潰れないのは、実は裏でフランス料理教室をやっていて、そっちの収入が大きいからだ、という事例が紹介されていました。
「もしかして、ここ、料理教室やってる?」
ホールの女性に聞いてみました。
「やってませんよ。空いてる時間は、豚皮を揚げてます」
ビールのつまみにサービスで出てきた豚皮は、一袋500円で、店売りもしています。とてもおいしいので、私も買って帰ろうかと思いましたが、こういうのは家族で私しか食べないので、思い止まりました。
「冷凍の皮を買ってきて、解凍して、茹でて、油を抜くんです。それをなんども繰り返して、油で揚げるときも二度揚げするんですよ。けっこう手間がかかります」
店長は、これを毎週大量に作っては、高田馬場とか新宿のミャンマー料理やフィリピンパブなどに卸しているそうな。
(そうか。これが店のつぶれない秘密だ!)
と勝手に納得しました。
追記:12月27日に行ったとき、閉まっていました。もしかしたら閉店したのかもしれません。
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