犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ミャンマー語の最後の授業

2017-08-04 23:16:25 | ミャンマー

 先生が修士論文を仕上げるために忙しかったので、ミャンマー語のレッスンはしばらくお休みでした。

 やっと書き上げたということで、約2か月ぶりのレッスン。テキストの学習(ヤンゴン外国語大学の外国人向け教科書)はすでに終わっていたので、この日はこれまでに習った言い回しを使ってのフリートーキング。といっても、初級の表現しか知らないし、習った単語もあらかた忘れているので、途中から英会話になりました(先生は日本語ができません)。

「いつミャンマーに帰りますか」

「9月です」


「ヤンゴンですか」


「いえ、ネピドーです。ネピドーの大学で教えます」


 先生は30歳で、最近結婚した私の長女と同い年。この若さで大学教授になるというのは、よほど優秀なのでしょう。
ミャンマーは学制が日本とは異なり、16歳で高校を卒業します。大学は、学部によって年数が違うのですが、文科系の学部は3年、理科系は4~5年、医学部は6年だそうです。先生の専攻は農学で、5年とのこと。

「結婚はしないんですか」

「しません」


「なんで?」


「男は嫌いだから」


(…)

「また、どこか外国に留学するんですか」


「しません。ずっと外国にいたから、お母さんが、もうどこにも行くなって」


 先生は21歳でミャンマーの大学を卒業したあと、中国に4年間留学。その後日本に3年間いました。

「ご両親もネピドーですか」

「いえ、ヤンゴンよりも南の地方です。だから一緒には住めないけれど、同じ国内だからすぐ会えるでしょう」


「ウー・ティンアウンリン(私のミャンマー語の名前)は、ミャンマーに来ないんですか」


「行きたいです。夏休みは無理だけど、年末年始に夫婦で行こうと思っています」

「ヤンゴンですか」

「ヤンゴンは2回行ったので、今度はバガンとかインレー湖がいいかなあ」

「インレー湖はいいですよ。1月は気候もいいし」

 ミャンマーの12月、1月は、タイと同様乾季で涼しく、旅行するのに最もよい季節です。

「ミャンマーに来たら連絡ください。案内してあげますよ」

「チェーズーティンバーデー(ありがとう!)」


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