国鉄は日本では死語ですが,韓国では国鉄(ククチョル)という言葉が今も使われます。
国有鉄道の略称でしょうが,実際の使い方は,ある特定の路線を指しているようです。日本人も多く住むイチョン(二村)を通って,ヨンサン(龍山)にいたる電車。これはずっと地上を走るので,チハチョル(地下鉄)と呼ぶわけにいかないし,長距離の鉄道でもないのでキチャ(汽車)もそぐわない。それで区別して「国鉄」と呼ぶようです。
このまえ日本に帰ったとき,韓国でのくせが出て,
「ぼくは国鉄で帰るよ」
と言って,同僚の目を点にしてしまいました。
「おいおい,いつの時代の話だよ」。
営団地下鉄が東京メトロになったことも知らなかったし……。
さらに恥ずかしい話をすると…。
ドイツに出張する人がいて,
「やっぱりアンカレッジ経由ですか」
とやらかした。同僚は大笑い。
「アンカレッジって,ずいぶんなつかしいこと言うなあ。その路線,ソ連が崩壊してからなくなったでしょ? もう10年以上経ってるよ」
実は私,韓国以外には出張も旅行もアジアしか行かない。アメリカには足を踏み入れたことがなく,ヨーロッパは25年前,学生のときに一度旅行したっきり。
当時,アンカレッジ経由の北回りと中東経由の南回りがあって,南回りは乗り換えの待ち時間を含めて30時間以上かかった。そのかわり,北回りよりかなり割安。
貧乏学生にとって,アンカレッジ経由は憧れの路線だったのです。
国有鉄道の略称でしょうが,実際の使い方は,ある特定の路線を指しているようです。日本人も多く住むイチョン(二村)を通って,ヨンサン(龍山)にいたる電車。これはずっと地上を走るので,チハチョル(地下鉄)と呼ぶわけにいかないし,長距離の鉄道でもないのでキチャ(汽車)もそぐわない。それで区別して「国鉄」と呼ぶようです。
このまえ日本に帰ったとき,韓国でのくせが出て,
「ぼくは国鉄で帰るよ」
と言って,同僚の目を点にしてしまいました。
「おいおい,いつの時代の話だよ」。
営団地下鉄が東京メトロになったことも知らなかったし……。
さらに恥ずかしい話をすると…。
ドイツに出張する人がいて,
「やっぱりアンカレッジ経由ですか」
とやらかした。同僚は大笑い。
「アンカレッジって,ずいぶんなつかしいこと言うなあ。その路線,ソ連が崩壊してからなくなったでしょ? もう10年以上経ってるよ」
実は私,韓国以外には出張も旅行もアジアしか行かない。アメリカには足を踏み入れたことがなく,ヨーロッパは25年前,学生のときに一度旅行したっきり。
当時,アンカレッジ経由の北回りと中東経由の南回りがあって,南回りは乗り換えの待ち時間を含めて30時間以上かかった。そのかわり,北回りよりかなり割安。
貧乏学生にとって,アンカレッジ経由は憧れの路線だったのです。
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