犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

世界最高齢犬、トビーキース

2022-04-28 23:35:11 | 犬のいる生活
写真:トビーキース(ハンギョレより)

 韓国の進歩系新聞であるハンギョレの日本語版に、こんな記事が載りました。

今年で21歳! 世界最高齢犬は米国のチワワリンク

 記事によると、米国フロリダ州のチワワが21歳になり、現存する世界最高齢の犬としてギネスブックに登録された、とのことです。

 犬の名前は、トビーキース(TobyKeith)。3月16日現在、21歳66日とのこと。

 ある老夫婦が「これ以上面倒が見られない」として、生後数か月のチワワ(そのときの名前はピーナッツバター)を捨て犬保護所に預けようとしたとき、保護所でボランティアをしていたギゼラ・ショアさんが引き取り、トビーキースという名前をつけて、20年以上飼ってきたそうです。

 記事によれば、チワワの平均寿命は12~18歳。

「平均寿命」になんでこんなに幅があるのか不思議ですが、それにくらべて21歳がそれほどすごいのか、ピンときません。

 わが家の犬は16歳。以前、散歩の途中で18歳と19歳のトイプードルに会ったこともあります。

 よく探せば、もっと高齢の犬がいそうな気がするのですが…。

 記事後半には、ギネスに掲載されている過去の高齢犬として、オーストラリア、ビクトリア州のオーストラリアン・キャトル・ドッグ「ブルーイー」(1910年~1939年、29歳5か月)、日本の柴犬の雑種「プースケ」(~2011年、26歳)も紹介されています。

 こちらは文句なしにすごい!

 プースケについては日本でも記事になっていました。「ぷースケ」という表記が正しいようです。

世界一の長寿犬「ぷースケ」、26歳9か月大往生リンク

 もう一つ不思議なのは、この記事がハンギョレ日本語版に載っていたこと。

 韓国のほかの新聞もそうですが、韓国語の記事をわざわざ翻訳して紹介する日本語版の記事は、基本的に日本に関係のある記事か、日本人が関心を持ちそうな、大事件、大事故の記事です。

 この記事がなぜ?

 過去の長寿犬として日本のぷースケが紹介されているからでしょうか。

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