写真:銀座三越前のライオン像
週末、久しぶりに銀座に出かけました。
私の最も古い銀座の記憶は、小学生の時、親に連れられて行った「歩行者天国」。
そのとき、マクドナルド銀座店(日本の1号店、1971年オープン)で、生まれて初めてハンバーガーを食べました。
中学生以降は通学経路から離れていたので、銀座は縁がありませんでした。
大学生時代には、今の妻とときどきデートをした覚えがあります。
今回は、有楽町線銀座一丁目で降り、松屋デパートのあたりから新橋方面に向かって「銀ブラ」します。
(松屋って、こんなに大きかったっけ?)
銀座のデパートでは、三越のイメージが強かったのですが、あらためて見ると、三越は思いのほか小さかった。
三越の入口には、ライオンの銅像がありました(冒頭写真)。日本橋本店のライオン像(1914年製作)を模して、1972年に作られたそうですが、私が小学生の時に行った際にあったかどうかは記憶にありません。
山野楽器、木村屋(アンパン)、服部時計店などを、なつかしく見ながら、目的地のビアホール、「銀座ライオン」(銀座七丁目本店)に向かいました。店の前で、韓国人と待ち合わせをしたのです。
銀座ライオン(銀座七丁目)
こちらもライオン。
このお店は、もと築地精養軒(上野精養軒の前身)の所有。経営者の北村宇平氏が、ロンドン、ピカデリー広場にあったレストラン「ライオン(LYON)」の名にあやかったんだそうです。
一方、日本橋三越のライオン像は、同じロンドンのトラファルガー広場のライオン像をモデルに製作されたそう。
どちらもロンドンに起源があるんですね。
20代前半で初めて銀座ライオンに行ったとき、ミュンヘンのホフブロイハウスを思い出しました。
ホフブロイハウス(ミュンヘン)
私は20歳の時、ヨーロッパを貧乏旅行しましたが、フランスの語学学校で知り合ったミュンヘン出身のドイツ人夫婦に、最も歴史のあるビヤホール、ホフブロイハウスに連れて行ってもらったことがあるのです。
高い天井、壁画装飾などがそっくり。ただ、ミュンヘンはジョッキが陶製だったと記憶します。
サービングの男性は、この道数十年で、年季が入っていました。才致(재치、ジェチ、ウイット)あふれる話術に載せられて、勧められるがままにローストビーフなどを注文。サッポロの生、黒ビール、ハーフ&ハーフなど、ジョッキを重ねた末に、会計してみると、2人で1万2000円。
(ビアホールでこの値段!)
日本一地価の高い場所だからしょうがないか。
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