今週の研修会が始まる前に、「今回は打ち上げはないのですか」などと尋ねてみました。いやぁ、好きなんですよね、いっしょに語り合った人たちと、お酒飲みながら違った感じで話するのが。そういう欲だけでついつい口走ったのですが、実現の方向に流れていきました。ということは世話役のSさんにご苦労をおかけするということに…。言いだしっぺなんだから、私が幹事を引き受けるべきだったかも…。あとでちょっと後悔しています。(次回は幹事役もOKです>Sさん)
今回の逐語録検討は、クライエントが私、カウンセラーがOさんです。その録音のことは以前のブログに書きましたが、実はそのあと「ちょっと録り直してもいいですか」との依頼を受け、もう一度録音しなおしたものを使いました。話の内容はまったく変わっています。私の方は前の録音で気になった「思いつくまま」ということがOさんにとって負担になったかもしれないという気持ちがありましたから、今回は「心配だった過去のことと、それが今日解消されて嬉しかったこと」ということをベースに、そこに関わるその日にあった出来事を話しました。ですから、ある程度自分の中で整理されていることを、話できたように思っていました。思ったより早口でしたけどね。
しかし、録音された自分の声って言うのはいつまでたっても違和感を感じますね。あと、話の合間に「あのー」とつける口癖とか、話しながら自分で「ウン」と確認しながら話すこととか…
皆さんに逐語を検討してもらうと、そのとき自分で感じていなかったことを客観的に教えてもらえますから面白いですね。
実践はM先生とペアを組みました。最初に話をしたのですが、「これを話そう」というのがなかった分だけ、どんどん話が流れていきました。もう思いつくまま、言葉になるままって感じです。でもそれが心地よい。安心して、湧き上がるまま口から出せる、そういう関係を作ってもらえてるからでしょうね。そうしているうちに、どんどん流れているように思えていた話の底に、一貫して流れているものが見えてきました。最初はおぼろげだったものを、先生がレスしてくださることで明確になってきます。「一区切りつけたい」という思いと、その底にある「脱皮したい」というものが見えてきました。出来事は色々ですが、不思議とその言葉にたどり着いたときに、つながってきましたね。
後半は私がカウンセラー役をしたのですが、話の中で「変わっていきたい」と聞いていて、そうレスしたところが、後の振り返りで「変わっていく実感がある」とあらためて言っていただいたところがあるんですが、大きく聞き違っていたことが判りました。自分で思い込んで聞いているんですね。「変わっていきたい」とうのは先に話した私の実感ですから、聞いていてそこに置き換えてしまった…「そのごとくに聞く」ということをあらためて大事にしないといけないと教えられましたね。
いよいよあと1回。次回は私がおこした逐語録です。テープおこしは何とか終わっていますので、あとはチェックと書式の作成ですね。