面接指導・・・義務ではないのですが、私はすべて履修しております。
武蔵野大学大学院は、やろうと思えば、ほとんど上京せずに修了することも可能です。まず、修士論文相当の「特定課題研究演習」以外は、すべて、レポートで単位を取得してもOKです。
そして、特定課題研究演習も、指導教官にもよるのですが、最初のキックオフミーティングと発表会の2回以外は任意となります。
だから、地方にいる方でも、わずかの回数上京するだけで、修士(人間学)の学位を取得することができます。
しかし、私は、「対面指導」というものに強いこだわりを持っているので、上限の4回すべて出席する見込みです。というか、そうでなければ、わざわざ、自宅から近い大学院を選んだメリットがない。
その点、明星大学大学院は凄かった!特に、北海道の北端方面(稚内と旭川の中間より北)から、すべてのSCと面接指導に電車で出席したつわものがいた。あるいは、毎回、沖縄から出席するつわものもいた。飛行機、電車、その他の交通機関を乗り継ぎ、そこから、自家用車に乗り換え自宅から何十キロって人も、結構、いたような気がする。そう、学びのすさまじさは半端じゃなかった。
武蔵野大学もある意味凄い。SCでは、関西弁が公用語になることがある。無論、関東の学生の方が多いはずなのだが、少なからぬ関西人が、「普通に」しゃべると、声のボリューム的には、「関西人の集まりかい!」って感じになる。
大学院は学部じゃない。それだけ、学びに貪欲な人が多いのだ。学位を取得するだけなら、出席する必要のないSCや面接指導も、学生にとっては、数少ない交流の場所であり、先生から直接指導を受けることのできるチャンスなのである。
確かに出費は痛いのだが、それ以上の価値を授業に見出しているのだろう。だから、あまり、真剣に学ぶ人に「大学に行かなくても修了できますか」とか、「最低何回出席すればいいのですか」といった愚問を投げかけることは控えた方がよい。なんせ、いかに「出席回数を増やそうか・・・」と真剣に悩んでいるのが「つわもの達」なのである。「出席したくないなら、そもそも、修了を目指さず科目履修生でもやったら?」といわれるのがオチであろう。
私は学位取得を推奨する方だから、その手の質問には慣れっこであるが、やはり、聞いていて気分のいいものではない。学位記は、かかった時間分の努力をギュッと絞って、残りカスを乾かしたものだと思っている。だから、努力が薄いと、わら半紙のような学位記ができてしまうようで恐ろしい。
とはいえ、最初は甘い考えで入学しても、いい出会いがあれば、それは人を変化させる。だから、きっかけを見つける可能性がある分、不純な動機や、ひやかし半分であったとしても、やはり、私はチャレンジすることを推奨する。
※書いている途中で朝食で中座したため、前半は「です・ます調」、後半は「である調」になってしまいました。詠みにくくて申し訳ございません。