昨日1月4日は私が名古屋を後にしてから445日目の日。
その日に、名古屋市交通局は4つの地下鉄の駅名を変更した。「中村区役所」「市役所」「伝馬町」「神宮西」である。それぞれ、「太閤通」「名古屋城」「熱田神宮伝馬町」「熱田神宮西」に変更となった。
中村区役所移転したんだ。だから、太閤通になってしまった。太閤さんって言えば豊臣秀吉だから大阪っぽい印象があったりなかったり。
市役所の名古屋城変更は歓迎。でも、確か、市役所って、以前から「県庁 名古屋城」が付記されていたはず。されど、城でもつ名古屋において、名古屋城駅ができたのは嬉しい。
「伝馬町」と「神宮西」に「熱田神宮」という名古屋を代表する観光地名がつくのも喜ばしい。名古屋に行ったなら、何はなくとも「熱田神宮」だから。
その熱田神宮から徒歩で行ける「あつた蓬莱軒」で食べるひつまぶしは最高!蓬莱陣屋でも、神宮店でもいいから一度は行ってひつまぶしを食べるべき。名古屋駅周辺の手近なひつまぶしを食べて、「あぁ、ひつまぶしってこの程度か・・・」って知ったかぶりしている御仁は残念な人生を送ることとなる。人生、労を惜しむと、時として井の中の蛙に成り下がってしまう。
同じことが味噌カツにも言える。正直なところ、私がベストテンに数える味噌カツは名古屋駅周辺にはない(カツレツならMATUMURAがあるが)。
日本有数の不人気都市の名古屋は、なかなか生半可なアクションでは応えてくれない。うわべだけ、表面だけの訪問客には、真の名古屋の良さは見えてこず、それが更に名古屋の不人気に拍車をかける。そう、名古屋を好きにならない人は、いつまでたっても名古屋からは「外様扱い」なのだから。
きっと名古屋だけじゃない。地元民の懐に入らないと地元の良さが見えてこない。ただ、名古屋は特に自虐なのだ。東京=ディズニーランド、大阪=USJ、名古屋といえば・・・レゴランド?これでは、さすがに第三都市として太刀打ちできない。
されど、本当の名古屋の良さはこんなものでは測れない。名古屋の人が知らない名古屋の良さを一つでも見つけることができたなら、きっとあなたは「外様」ではなく、真の名古屋の隣人となり、見知らぬ名古屋に迎え入れられ、肩を並べて酒を交わしていることだろう。