富良野、美瑛の鉄道と言えば、富良野線の臨時列車で観光シーズンの目玉であるトロッコ列車「富良野、美瑛ノロッコ号」です。
編成はDE101534号(旭川車)が51形トロッコ2両+ナハ29000形1両+29000形バーベキュー車1両の合計4両を牽引しています。
なお、DE10デイーゼル機関車は美瑛方に連結されています。(最後尾の車両は簡易運転台)
ノロッコ号のうちトロッコ車は窓が無いので富良野、美瑛の雄大な自然の心地良い風を身体一杯に受ける体験できるので爽快そのものです!
またバーベキュー車は緑一杯の景色を見ながらバーべキューを楽しめるので家族づれ,若者たちに好評でしょう。
撮影場所は、先ず線路がアップダウンで有名な美馬牛ー美瑛の踏切付近です。
踏切の警報機が鳴り遮断機が降りると、アップダウンの上方から列車は下り勾配を進み、すり鉢状の底まで下ってきた後に上り勾配になり
上りかけて踏切を通過した後デイーゼル機関車のエンジン音とトロッコ車のゴトン、ゴトンと言う音を残して通過して行きました。
アップダウンの線路 ノロッコ号がやってきました 通過後の最後尾車両
アッップダウンの線路を行く富良野、美瑛ノロッコ号 ヘッドマークが可愛い!
「ラベンダー畑駅」は、観光客の多い6月上旬から10月中旬にかけて、西中ー中富良野間に臨時に開設され、フアーム富田までのアクセスが良い便利な停車駅です。
ファーム富田での撮影は、観光農園のラベンダー畑「彩りの畑」の上部付近からトロッコ列車を俯瞰して撮影する事が可能な場所があります。
富良野、美瑛ノロッコ1号はラベンダー畑駅を11時10分に停車します。朝9時頃にファーム富田に着いたので、ノロッコ号が来るまでの間はお花畑の写真撮影で長い時間を潰しました。
やがて、西中駅の彼方からゆっくりとやってきたトロッコ列車はラベンダー畑駅で多くの観光客を降ろして1分停車の後、発車して行きました。
この時期は多くの観光客で賑わう中で、小生はラベンダーの匂いをかぎながら1人で鉄ちゃんをしていると、周囲の人もつられてノロッコ号を撮影していました。
ノロッコ号を撮影する際に機関車は鮮やかな草色で良いのですが、トロッコ車体は茶色のために目立ちにくく特に俯瞰撮影の場合はどこに列車があるのと人に聞かれます。
もっと目立つた色で富良野、美瑛の自然に溶け込むような色使いがあっても良いのではないでしょうか?(撮影する側からの、はかない希望です)
鮮やかな色彩の花畑の中を行くノロッコ号
次に、撮影場所を求めて北の方に向かうと美瑛岳などの山々が見えてきたのでこの山容を背景にノロッコ号を撮影することにしました。
雄大な富良野,美瑛の自然! 山々、緑豊かな大地、農場の建物とパノラマの中をゆっくりとノロッコ号が走る様子はまるで模型の世界のようです。
美瑛の山々を背景にパッチワークの畑の中をノロッコ号がゆっくりと進む!
線路付近において 秋播き小麦が、夏には一面茶色の絨毯に変わる中をノロッコ号が行く!
*富良野、美瑛での撮影を終えて空路で関西空港に向かうために旭川空港へ行きました。
実は、この時期に近畿地方に台風が最接近して上陸しそうだったので飛行機が飛ぶかどうか不安でした。特に搭乗する便は関西空港からの折返便のため
関西空港が閉鎖していれば、飛行機は種出発出来ず欠航になるわけです。
昨日から気になっていたので、台風情報を聞いていましたがはっきりとした事はわかりません。
一度は、JR経由の案として、札幌から夜行急行「はまなす」で青森まで行って、青森から東北新幹で東京まで出て、東海道新幹線で京都まで帰るプランも
検討していました。
幸いにも旭川空港のカウンターへ行くと、関西空港便は少しの遅れがあるものの出発できるとの事なので午後便で帰京することが出来ました。
飛行機は、裏日本回りで函館、佐渡、能登半島などの景色を見ながら、瀬戸内海付近で下降する頃には夕日が海に映えてトワイライトの光景を目にする
事ができました。飛行機はシートベルト装着サインがありデジタルカメラ等の機器は使えなかったのでこの光景は撮影できずに心の目に焼き付けて帰り
ました。出発から帰宅までの間は天候に恵まれて2度のトワイライトを見ることができました。
こうして3泊4日間の「トワイライトエクスプレスと北海道の旅」は無事終えることができました。多くの自然との出会い、鉄道との出会いをお土産に!