昭和40年8月、今から48年前になりますが今でも鮮明に覚えている紀行!
学生時代の夏休み中にアルバイトで貯めた軍資金を元手に九州旅行に行きました。
大阪駅から夕方に臨時急行桜島号に乗車しましたが、電機機関車が空気笛を鳴らして発車して行きました。
山陽本線は既に電化していたので、SLはあきらめていまいましたが広島駅に着くと何とSLの汽笛が聞こえる
ではありませんか?
早速に先頭車に行くと、何とC6233がバック運転で客車に連結するところでした。
予想もしないSL、しかも電化区間をC62が牽引するではありませんか!
早速、カメラを向けますが、何しろ夜で暗く三脚もセットしていなかったのでぶれぶれの
写真になりました。
C62は夜の山陽路を軽快に走りますがELにひけを撮らない走りっぷりです。
やがて日が明けて段々と空が白み始めてくる頃、列車に乗って座席に座って
ぼんやりと過ごす幸せな時間ーーー鉄旅の醍醐味でしょうか!。
列車は、ゴトン、ゴトンと規則正しくリズムを奏でながら走ります。
やがて早朝に下関駅に到着すると、ステンレスの輝く関門トンネルのシエルパEF30重連が連結されました!
また、列車を下車して駅のホームにいるとC6218号機牽引の列車が滑り込んできました。