山陰本線の下り列車は、二条駅を出発すると左に大きくカーブして西に向かいます。
二条駅界隈には、旧二条商店街があり市民が往き交う下町であり、かって昔は
山陰線の踏切があり、その踏切には鉄製(レールを再生した?)の古風な跨線橋もありました。
列車が来ると、踏切手がハンドルを回して遮断機を降ろすとともに白い旗を
振って踏切の安全を伝えます。
昭和46年4月に、京都口のSLは無煙化されましたが、
その直前はSLを惜しんで、多くの市民が最後の勇姿を一目見ようと跨線橋は鈴なりのように
詰めかけました。
丁度、形式入りナンバープレートを装置したC575が踏切を通過しようとしている光景です!
その頃に跨線橋でSLを見た少年も、今ではもう50才になっていることでしよう!
なお、現在の旧二条界隈は、複線電化高架化しておりコンクリート製の高架橋が
あるだけで昔の面影はありません!