【メニエール病☆闘病記録】(16)
今日は耳鼻科の診察日だった。
時折薄日がさす中、病院へ。
いつものように、診察前に検査があった。
5月28日以来の聴力検査。
防音室に入り、ヘッドホンをつける。
「音が聞こえたらこのボタンを押してください」
検査技師からボタンを渡される。
オージオメーターという機械から発する音を聞き、
音の大きさ(dB=デジベル)はどのくらいから聞こえ始めるか、
音の高低(Hz=ヘルツ)はどの範囲から聞こえるかを調べる。
途中で雑音を入れての検査もある。
この時は、非常に聞こえ難い。
この純音聴力検査が済むと、
次に、骨導イヤホンを耳の後ろ側の骨につけて、
音が聞こえたらボタンを押すという検査もある。
(これは、伝音難聴か、感音難聴かを調べるため)
聴力検査は、痛くもないし、
恥ずかしさもないので、平気。
検査時間は、20~30分。
その後、診察の順番がくるまで耳鼻科待合室で待つ。
1時間くらい待って、私の順番がきた。
「いかがですか?」
私は、現在の症状を話した。
【めまい】
最近はめまいがしない。
【耳鳴り】
* 右側・・・大きい。
* 左側・・・右側より小さいけれど、している。
【聴力】
* 右側・・・聞こえ難い。
* 左側・・・会話などに支障はない。
「めまいがしない」ことに対する医師の反応は鈍く、
淡々と・・・
オージオグラム(聞こえの程度を表すグラフ)を見ながら、
説明を始められた。
「前回と比べて、大きな変動はないようです・・」
「今後も経過を見ていくしかないでしょう」
そっか・・・
あまり変化はないんだ・・・
ひょっとしたら、良くなっているかも・・・
そんな期待があったのに。
「先生、私の症状はどんな病気が考えられるのですか?」
恐る恐る尋ねた。
「めまいがおさまってもメニエールなの?」という疑問があったから。
実は、私は、今日で、このA病院は最後かと思っていた。
「めまい」の症状が和らいできているし、
「難聴」は簡単に回復できないことはわかっているので(右側の突発性難聴の経験で)、
この程度だと、個人病院に行くことを勧められるのではと、覚悟をしていた。
A病院は総合病院で、A医師はとてもお忙しい先生。
紹介状を持参した重篤な患者さんが各地から殺到している。
それなのに・・・
私の予約も2ヶ月後に入れてくださって、感謝!
やはり、大きな病院で診ていただけることは嬉しい。
それで・・・
病名としては、
「低音障害型突発難聴か、メニエールでしょうね・・・」
今の段階では、先生もはっきりわからない様子。
耳鼻科の病気の診断はなかなか困難だということを知っているので、
それ以上は尋ねなかった。
「メニエール(めまい)の発作が10年後まで起きなければいいと思います」
先生の言われる意味がよくわからなかった。
めまいが10年後まで?
10年間、めまいの発作が起きなければいいですね、ということ?
あ~あ、いろいろ考えている間に、
詳しく聞くこともできず、
今日の診察は終わってしまいました。
この耳鼻科の先生、質問しにくいので、
ま、いいか・・・って思ってしまって。
帰宅して、ネットで調べたら、
「低音障害型突発難聴(=急性低音障害型感音難聴)」は、
ストレス性難聴の代表的な病気で、
難聴という名前がついているものの、
難聴を強く自覚することはない。
この難聴は改善しやすいけれど、再発することも多く、
約3分の一が再発するという特徴がある」
ですって。
症状が似ています・・・
「あまり神経質に考えないで、
睡眠をしっかりとるようにしてください」
担当医師は、診察の最後に、このように言われました。