クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

雪の日に読む小説・13(『雪中行』石川啄木)

2021-01-29 | 本と雑誌

さっぽろ(札幌)を はなれて、

くしろ(釧路)に まいりましょう

石川啄木と ともに、、

 

今日は、

『雪中行』(石川啄木)

を たたき台として

たくぼく(啄木)がよんだ、「釧路短歌」の話をします

 

※『雪中行』の内容は、ただの移動記録で、おもしろくないので、ご紹介はしません


 天才歌人・石川たくぼく(啄木)は、21さい(歳)の時、

北海道へわたり

「函館」から「札幌」、

そして「釧路」へと やってきました。

 しんきいってん(心機一転)の ためです

くしろ(釧路)には 

3ヶ月くらいしか・いませんでしたが、

ここで

けっこう・良い歌を、よんでいます

 

 

「 さいはての 駅に下り立ち 雪あかり さびしき町に あゆみ入りにき 」

「 しらしらと 氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の冬の月かな 」


 しん(親)友・チットは、くしろ
に 一年間

くらしたことがあり

たくぼく(啄木)の

この2つ目の歌を、

実かん(感)を込めて あいしています


だから

今回、「雪の日に読む小説特集」でも

石川啄木を とりあげてあげたいな

と 

ったのですが・・

 

よく考えたら

「しらしらと、、」の歌には、雪はふって・いないのでした

(※氷の海に、月が煌々・・なイメージです


 困ったクリンは、実家の

お母さん(釧路出身)に 相談しました

すると・・

 

 あれもいいわよ。」

 『 神のごと 遠くすがたをあらはせる 阿寒の山の雪のあけぼの 』

 

と、

お母さんは、

お気に入りの「啄木の歌」を

そく・教えてくれました

(※啄木が釧路を去る時に、船の中から見た景色を詠んだ句です 雪も降っています


 それをきいて・・、
久しぶりに、ほっかいどうに

行きたくなった

クリンたち


「石川啄木特集」は、コロナ

完全終息ののち、

チットといっしょに

釧路に行って、

やりたいと 思います

 

(ちなみに・・うちのお母さんは釧路の高校生だったころ、

学校を代表して、

石川啄木の釧路時代の昵懇であった、芸者・小奴(こやっこ)に会っています

釧路放送局の企画で、

「高校生がインタビューする、小奴と啄木の歌」みたいな番組があり、

優等生だったお母さんが、駆り出されたのです

小奴さんはその時60歳手前くらい?だったそうですが、17歳のころのことを、17歳くらいの高校生にインタビューされて、どう思っていたのか・・

お母さんにも、そこら辺のことを問いただし、そのうち「クリン釧路紀行・啄木編」にて、まとめてみたいと思います

 

 

『雪中行』自体の、おすすめ度:そんなに

 

 

(次回、「雪の日に読む小説特集」は、川越宗一の直木賞受賞作『熱源』を とりあげます

 

コメント (13)
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