投げ込み寺の「浄閑寺」
から あさくさ(浅草)方面にかけての
左手一たい(帯)は、
よしわら(吉原)です
が
、通りを まっすぐ歩いて行くと・・
もう一人の
有名作家・ゆかりの町名が 出てきます
「りゅうせん(竜泉)」です。
ここは、明治時代、
ひぐちいちよう(樋口一葉)が
住んでいた町・・
ご存じ
五千円札の人
「樋口一葉」は、若い身空で
ビンボー(貧乏)一家を 支え
辛さん(酸)を なめつくして・死んだ
女流作家ですが、
彼女の一家が、お店(荒物駄菓子屋)を 営んでいたのが、
この辺りでした
吉原の女の子や 客を相手に、細い商売をし
、
けんこう(健康)を そこなっていった
一葉・・
彼女の人生の中で もっとも・つらかったのが
おそらく、
この「竜泉時代」じゃないか
と 思いますが・・
この時代にこそ
代表作である『たけくらべ』が、
生まれているのです!
『たけくらべ』
は、
遊女になる・さだめの少女と
お寺の少年の
はつこい(初恋)を描いた、小説・・
一葉が、
吉原の女の子たちと 交流する中で
つむぎ出した
リアルに 淡い・物語 なのですが、
それは・・ ひとおりの水仙のような
清らかさを たたえた、
「格調ある筆致」だと、
当時、
(夏目漱石や森鴎外などから)ぜっさん(絶賛)されたらしい
この近くには、
「酉の市」で有名な、おおとり(鷲)神社 もあって、
そこにも、
いちよう(樋口一葉)関連のものを 見ることができます
12月に、くまで(熊手)を買いに来たら、
ついでに、
チラッと 見てってください
いちようのたっぴつ(達筆)ぶり
は、
目をみはるものが ありますので
「・・でも、こんな字、読めないし、
読めても 文語体は、内容が分からない」
と
おっしゃる方は、
すぐそばの、
「樋口一葉記念館」に おこしください
ここ、
ろうどく(朗読)や、「くずし字解読講座」を
やっていて、
だれにでも 一葉が 読めるよう、
教えてくれるんです
(※こちらの記念館、一葉忌にはイベントとかやってて、なかなか良い施設ですよ 次回、クリンたち🐻、吉原の街を、ぐるっと歩いてみます
ドキドキ・・
)