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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

吉原弁財天と映画「吉原炎上」(春の奥浅草を歩く・10)

2021-04-15 | クリン江戸散歩

 かつての「公認遊郭街・吉原の エリア内に、

吉原弁財天が あります

 

ここには、

明治時代の大門に たてられていた

門柱があり、

ジャーナリスト・ふくちおうち(福地桜痴)の詩

が きざまれています。


 右:「春夢正濃満街桜雲(しゅんむまさにこまやかなり・まんがいのおううん)」

 左:「秋信先通両行灯影(しゅうしんまさにつうず・りょうこうのとうけい)」

 

(すいません てきとうに読みました・・あってるかな

 

 吉原弁財天は、大正時代のじしん(関東大震災)で

死んじゃった、吉原の女の子・490人を まつった

お社です。


 つきやまの上に立つあでやかな

かんのんさまが 印しょう的

 

(・・というか、ずっと野外にあるためか?光のかげんで、陰惨なかんじもします。。

 

(※ご本尊の弁天様は、端っこの

目立たないところにいるため、

観音様と間違える人、多そう・・

 

 日本一の風俗がい(街)であった・この、よしわら(吉原)・・

 お店(遊郭)は、女の子たちが 

足抜けできないように

げん(厳)重なガードを

たてものと まち全体に ほどこしていました


 それが、仇となりひとたび・大火が起きれば

毎回、多くの女の子たちが 焼け死ぬ・・

 

そういう・ひげき(悲劇)が つづきました

 

 火に包まれる吉原・・というと、

クリン、ぜったい・思い出しちゃうのが

映画「吉原炎上」です。

 監督:ごしゃひでお(五社英雄) 主演:名取裕子

 

それは、

「明治・吉原物語の決定版

とも・いえる

映ぞう(像)作品で、

 色とりどりの女ゆう(優)たちが、赤いお布団の上で

かれい(華麗)に 共えんしています

 この作品、、「遊郭の再現性」が ものすごく

たてものから・何から 

みんな・セットらしいのですが

吉原のすみずみまで 見物した気分に なれてしまう

 

とにかく

美しく、

音楽もすばらしい・けっさく(傑作)です

 

 クリンたち・・ 初めて見たのは子どものころで、

その時は、何の話か よくわかりませんでしたが・・

その後、

再放送で 何回か みるうちに、

(ああ、そういう事なのか)と、わかってきました。

 

 明治の吉原そのひあい(悲哀)遊女のランク(階級)

店のランク、

客すじ(筋)

かへい(貨幣)価値

人々のくらし

「花魁道中」ぜげん(女衒)救世軍・・


 そういうものを、この作品で

全部、おぼえました

 

 子どものころ、住んでいた町の駅前にあった「角海老宝石」

「角海老ナントカ」

「角海老ボクシングジム」など

カドエビグループの 由来を知ったのも・・

 

 この映画で、いろいろと学んだからです

 

 

(しろうとがてらに、吉原散歩に来ちゃったのも、あの映画に影響されてたからなんですよね

次回は、「吉原ランチ」です

 

 

コメント (24)
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