古い香水びん(瓶)の「断捨離」中
こんな本を 思い出しました パトリック・ジュースキント、『香水~ある人殺しの物語』
(※ドイツ人の作家さんが書き、世界で1500万部も売れたベスト 映画化もされました
)
舞台はフランス
主人公はとんでもない・きゅうかく(嗅覚)を
もった、
「香水調合師」です
(わ~🐻 フランスってことは、コジャレた話なんだろうか
)
と 期待して 本を開くと、
冒頭から、こんなパンチのある文章が、来ます「18世紀のフランスに、とある男がいた。天才肌の、おぞましい男
その種の人物が少なからず輩出したあの時代にあって、と
これからその男の話を始めよう。名前はジャン=バティスト・グル
引き込まれます。
(訳者は、池内紀さん
さすがの一語ですね
)
さて、
あらすじを ざっくり説明すると・・ 主人公は、ニオイをかぎわける・天才ですが
、
それ以外の人間的みりょく(魅力)はなく、
愛し愛される・よろこびも、知らない「棒人間」。。
けれども、
「香水調合師という天職」につき、
ただひたすら・・
香りを作るということのみ、いしきを向けて
生き そんな主人公が、ある日
若い女の子のえもいわれぬ芳香に気づき、
生まれて初めて
とうすい(陶酔)をけいけんする・・
そして、
「なんとか、この香りをもつ香水をつくりだせないだろうか」
と、とりつかれ
、芳香の原理をつきとめるべく、
処女ばかり25人も殺す、、
という、
グロい・ストーリーです。
そこに、とってもかぐわしい・オチがついて・・
(fin) 主人公の名が、カエルを表す「グルヌイユ」に 始まり🐸、
いとも・かんたんに、都合よく人が死ぬ展開など
(おとぎ話だな・・)
と 思うところもありますが・・
世界史的に知られた、革命前後のフランスの、
臭くて、「公衆衛生絶無」な景色や 人々のくらし・・
教会が説く神の教えとは だいぶ逸脱した、
生々しい人間の営み・・
そういうのが、リアルに描かれていて、
きょうみ深かったです
「
まあわかるけどね~
好きな相手の匂いは、嗅ぎたくなるものよね
それが、たとえお尻でも
そして、
5年以上お風呂に入っていない・クリンの頭でも ああ、くさあい
」(クンクン嗅ぐ、親友チット
)
「クリン、くさくない
🐻」