昨日、「増上寺の秘仏公開」について
かきましたが、
「浄土宗」は、
今年、「開祖・法然上人の八百回忌」で
気合が入っているので、
かんれんのイベントをいろいろと打ち出しています。
そのひとつが、
「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」。
しんらん上人も、
今年「七五十回忌」なので
お弟子のぎりで、つきあいます
広い「平成館」には、
ご両人に 関係するものが たくさんあつめられましたが、
「名宝」といっても
「絢爛豪華な仏教美術」を見せつける、
というより、
その多くが 見る人に、
「二人の救済の精神と信仰への熱情、厳しかった環境」
なるものを伝える、
まじめなテンジ(展示)です
もちろん、「浄土宗」「浄土真宗」のこと
よく知らない人たちにも
なんとなく・べんきょうできるように なっています。
それまでのアミダさまは、
「極楽浄土」にデーン!っていらっしゃって、
お会いするためには、
生きてるうちに良いこと、いっぱいしないと
いけなかったんだけど、
ほうねん・しんらん上人のとく アミダさまたちは、
25のボサツさまもつれて、
自ら・死ぬまぎわの人のもとへ
おむかえに来てくれるのです
<早来迎>
ありがたいなあ。(ナムナム・クリン)
れきしにくわしい・チットによれば、
だれでもすくわれるから、おいで!って
おしえてもらったことで、
たいへんだった時代の人たちが、
どれほどホッとしたか
はかりしれない、とのこと
平安のおわりごろ、
「源平の争乱」にまきこまれて苦しむ人々に
こうやってよびかけたお坊さんたち、
せんごく(戦国)時代に、
死んだ後の幸せを といてくれた「宣教師」たち、
かれらが
一気に人気が出ちゃったのも
クリンわかります。
苦しい人たちを
一人のこらず・すくうんだっていう
気もちが、
のちの世に生きるクリンたちをも
かんどうさせるのです
だから、
てんらん会ではそういった
二人のこころざしをかんじられるものを
見てきたほうがいいみたいです
チットが言ってました。
「親鸞の言葉には力強さがある」
また、
「法然の言葉には優しさがある」
月影の いたらぬ里は なけれども
ながむる人の 心にぞすむ (浄土宗宗歌)