無知の涙

おじさんの独り言

最近のテレビって

2007年12月16日 | 懐かしい系

最近のテレビって、なんか楽しく子供に学ばせる教養的な番組が少なくありませんか?教育テレビは抜きにして。

僕が子供の頃は結構ありましたし、かなり楽しく見ていました。

代表的なもので

日本昔話
・マンガ初めて物語
・ポンキッキ(改めて見るとスゴイ名前だ)
・世界名作劇場

というところでしょうが、これらの作品は今でも覚えていますし、当時の僕の人格形成に多かれ少なかれ影響していたと思います。

日本昔話はやや勧善懲悪過ぎるきらいはありましたが、子供心には分かりやすくて良かったですね。

意地悪しないで人や動物に親切にしましょう、みたいな簡単で当たり前の事を学びましたね。今の僕にソレが反映されてるかどうかは内緒です。

マンガ初めて物語は、電気とか車とか様々なものがどうやって発明されたのかというルーツを探る番組です。

 

でも・・・覚えてないな。覚えてるのは

「クルクル バビンチョ パペッピホ ヒヤヒヤ ドキンチョのモーグタン!」

というあの奇妙な呪文だけです(-_-;)

で、この呪文を唱えるとモグタンとお姉さんがタイムワープし、実写からアニメになります。

アニメになると不自然なほどお姉さんがガリガリになりますが、初めて会う異国の人に「これは何を作ってるんですか?」と日本語で問いかけ、外人さんも「これはね」なんて日本語で答えてしまうという、まさに人類みな兄弟的な作品でした。

当時はけっこうこの番組で得た知識を授業中にひけらかしたりしてましたが、ホントに全く覚えてない

そしてポンキッキ。10回くらいポンキッキって言ってると、ポンキッキ自体の言葉の意味がよく分からなくなってきますが、この番組はポンキッキーズに名前を変えて最近まで放送してましたよね。今はどうなんだろ・・・。

この番組はガチャピンとムックの、聞かなきゃキャラ設定わかんないよ、な2人が進行していきます。↓

おっと、これはリアルの方ですね。スミマセン。

こんなん出てきたら子供泣くわ。トラウマ確定でしょう。

 

 本物はこちら↓

 

 

で・・・・

 

ねぇよッ!!!

・・・すんません、いつもの悪ノリです。

 

えーなんでしたっけ?そうガチャピンとムック。ガチャピンの運動神経の良さは周知の通り。スキーやったり、空手やったりスゴイみたいですね。僕らが子供の頃はそんな設定なかった気がしますが・・・

で、この番組で教わったことは、音楽の楽しさですね。

1回の放送で2曲くらい楽曲が流れるのですが、それが大好きでした。

およげたいやきくん は有名ですよね↓

他にも「ホネホネロック」や「まる・さんかく・しかく」、「サンデーパパ」、「パタパタママ」などキャッチーで楽しい曲がいろいろありました。

 

音楽が楽しいものだというコトを幼心に学ばせてもらいました。

そして最後に「世界名作劇場」ですね。

これは日曜日の午後7:30くらいに放映されてたと思いますが、実はリアルタイムではあまり見てません(-_-;)

その時に放映さていたのは「小公女セーラ」だったと思いますが、あまりに可哀想すぎてちょっと見れませんでした。もうイジメられ通しですからね。

きちんと見たのは、なんと最近です。ローカルで朝の7:00くらいに「世界名作劇場」が放映され始め、それから見るようになりました。

毎朝、遅刻ギリギリで見てましたね。

「世界名作劇場」の中でも僕が最も気に入ったのは

「ナンとジョー先生」です。

同じ世界名作劇場で放映された『愛の若草物語』の続編です。

「愛の若草物語」に登場した次女ジョーが、プラムフィールドという宿泊型の小さな学校を開設し、そこにおてんば少女ナンがやって来たところから物語が始まります。

生徒たちの様々な問題を、先生であるジョーと、その旦那であるベアが正面から向き合い共に成長してゆくという心温まる作品です。

世界名作劇場としては珍しく、それほど波乱の無い展開に「物足りない」という意見もあったようですが、

僕としては普通の日々の些細なイザコザによる人間関係模様の方が好きなので、この作品はとても面白かったです。

と同時に「世界名作劇場」の中で一番泣けた作品でした。もうホントに泣きはらして出勤するのはケッコウ大変なのです(^_^;)

34話の「雪の日の使者」はもうホントに泣けすぎ。

心優しいブルックさんの死に打ちひしがれるプラムフィールドの生徒たち。ブルックの子供であり、プラムフィールドの生徒でもあるデミとデーズィ兄妹も深い悲しみに襲われる。

ブルックは貧しいながらも未来の医学の為に寄付をしたり、プラムフィールドの子供たちを家に招待して御馳走を振舞ったり、子供たちの夢を本気で考えてくれたり、と心優しく、また実直な人間でした。

雪の振りしきるなかで葬式が行われ、生徒たちは悲しみに包まれてプラムフィールドに帰って来る。

夜中に生徒たちは暖炉の前に集まり、故人ブルックについて思い巡らす。

ある時ブルックさんの会社の人が不正をやって、ブルックさんに高い給料を出すから手伝わせようとしたけど、ブルックさんは悪い事をしてまで出世しようとは思いませんと言ってきっぱりと断り、もっと安い給料の会社に代わってしまったのです。

ブルックさんはお金持ちでもなく、世間をあっと言わせるような事もしませんでした。ただ、いい人だったのか・・・と困惑する生徒たち。

それを陰から聞いていたベア先生は「いい人だった、それがすべてだ。だからこそ私はジョン・ブルックを誇りに思う」と言うのでした。

しかし、ナンの悲しみはブルックの死だけではありませんでした。

その頃ナンは様々な経験を経て、医者になろうと志したばかりでした。

ブルックの容態が悪化した時、ナンは医者に「治りますよね?」と哀願したのだった。医者も「大丈夫」と言った。

それでもブルックは死んでしまった。

大切な人を助けられないなら、医者なんていらない

おてんばで男勝りの快活さを見せるいつものナンの面影は消え去り、止まることの無い涙が彼女にそう決意させる。そして彼女は真夜中の吹雪きの中、姿を消してしまうのでした。

と、まぁいろいろあるプラムフィールドですが、なんと言っても先生であるジョーとベアの心意気が本当に物語を奥深くさせます。これぞ教師だ!という正にお手本のような感じです。

これらの教養的番組が無くなってしまった理由は分かりませんが、けっこう子供の頃に入ってくる情報と言うのは、大人になる為の大事な要素であったりすると僕は思います。

善悪の判断基準が難しく、それでも僕らは選らばなければならない場面があります。その最後の瞬間の判断って意外と子供の頃に教わったこととか、得た情報などが頼りになる場合も少なからずあると思いますから、こういった番組はけっこう重要なのではないかと感じる今日この頃です。

まぁ、ヘタレパチンカーがそれを言っても説得力ねぇよ!と言われるのがオチなのでしょうけど(T_T)

ちなみにローカルでやっていた「世界名作劇場」けっこう前に終わってしまい、その後はキテレツ大百科になりました。残念です。

世界名作劇場→ブタゴリラ

という変化があまりシックリこない。残念です。