無知の涙

おじさんの独り言

オフサイド

2014年01月15日 | 日常
ファミコンキャプテン翼2にはオフサイドという概念がない。

原作ではきちんと小学生時代からオフサイドがあり、それを利用した戦略なんかも登場する。


オフサイドがないという事は、つまり攻撃陣は敵のディフェンスラインなど一切気にせず、それこそ最初からキーパーの近くにボケェと立って味方からのパスを待てば良い。そんな恐ろしい展開になる。

そしてそんな恐ろしい展開が日常のように行われているのがキャプテン翼2というゲームである。

さらに敵をマークするという概念もないので、こちらの攻撃を凌がれてカウンターを喰らう度に、敵のエースストライカーがドノーマークで自陣のペナルティエリア付近に突っ立ってる、という恐怖を味わうことになる。いっつも。

何が恐ろしいって、監督がそんな日常を許容してしまっている事。

時には敵のキーパーがパンチングしたボールが、そのままダイレクトでストライカーまで飛んでゆく事もある。

ゴリラがパンチングしたってそんなに飛ばないだろうよ。


監督が指示しないなら、こちらで動くしかない。ディフェンスタイプを3タイプくらい選べるのだが、選ぶ意味あんの?と問いたくなるくらい何も変化がない。

全日本でプレイできるようになったと同時に最強のキーパー若林を使えるようになったので、まぁしばらくこのカウンターに悩まされる事はないな、と安心していたが、そんな安心感は一瞬で消えた。

弱い。敵として出てきた時はあんなに生き生きと好き放題やっていた全日本だが、味方になった途端に弱い。

ステータスとか2度見してしまう。サンパウロより弱い。岬、日向、三杉らへんはそんなことはないが、早田とか立花とか本当に低い。

少なくとも敵だった頃の彼らの姿ではない。

まぁ最初からレベルが高いとレベルが上がってゆく楽しみがない、という考慮だろうけど