水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

高村光太郎 裸形について 7月15日2016年の所感

2016年09月26日 23時21分12秒 | エッセイ
 詩とは、繊細で優美なる愛の囁きである。  そして、素直にして誠実なる真心の言葉である。  と言いたくなる詩である。  「明滅」する、とは  現れては消え、消えては現れ、と近く  うたかたの無常と相通ずる     古くから伝わり、また今でも通用する概念である。    「概念の明滅」 私が思うに、また概念も明滅するのである。  黒子の位置を、「意味深く」覚えているというのはエロティックであ . . . 本文を読む

青のまくら

2016年09月26日 23時19分33秒 | 詩編
 くだらない世界のなかで  青くキラめく一天の星たちのように  僕は泣き言、戯れ言くりかえす  瞳からは、いつしか聖なる青がこぼれて……、    いつまでも、やむことのないコモリウタが  午前三時の、静謐な部屋にすずろにナガレル……。 . . . 本文を読む

発見する青空

2016年09月26日 08時20分17秒 | 詩編
 僕ら  今日で  青空を  発見する  おかしいな  二日前も  そんな青空だったはずなのに  気づかないなんてね……  僕らに  目は付いていたんだろうか?  うん  もちろん有ったけど  ただ有っただけ  有ることは  有ることを  楽しんでこそ  有ることに  肉迫してゆけるのさ  ああ  神様に唆されて  僕らはもう一度  あの青空を  発見する  つい  見上げることを  忘 . . . 本文を読む

本能論

2016年09月26日 07時29分52秒 | ぽつり一言
 はっきり言うとさ  本能のままに動くのを続けるのは、  理性を働かしてまともに生きるのと  同じくらい辛いから    だったら、君はどっちを選ぶと言うんだい?  それならば、自由とはつまり  自分をどうドライブするかってことでしょ    不可能なんてないんだ 行動する限り……   . . . 本文を読む

制服ラプソディー

2016年09月26日 07時28分13秒 | 詩編
 桜散る  青空に  洞穴が  開きまして    君の着る  制服が  月の風に  揺れまして  それは  真っ白な  クレーターの影を  芽吹かせまして    それは  君がくれた  ラブレターを  舞わせまして  ありふれた  砂漠の  オアシスで  君と  僕は  出会ったのです  それは  月の欠片が  ヒラヒラ  舞い落ちるやうな夜でした  淡い恋心は  月影のやうに   この眼 . . . 本文を読む