もしも あの雲が 少しも動かぬものならば
僕らは 一様に それに想いを乗せたりしない
もしも 上吹く風が 少しも流れぬものならば
私たちは それに願いを預けたりなんてしない
だが この世界の雲は 風にたなびき 空を漂う
つまりは単純に 想いは世界を風速幾千米で駆け巡る
米とか露とか 仏のような英傑なんて差し置いて
僕らの青い願望は 子らのごとく 世界を愛で満たすだ . . . 本文を読む
そんなにも で、
「待望」していたという事をじんわりと伝えている
レモンはバイタルリティーの高さをうかがわせる。
死に対し、果実の生きているという、新鮮な出来事を提示することでの対比。
死と生の邂逅、コラボ
きれいな歯!明眸皓歯 を思わせて、レモンほど詩になる果物は、他にあるのか?
少なくとも、当時から現代に至ってもその役割を終えていない。
中学の頃の詩で、ブドウを、 . . . 本文を読む
皆さま、今週もポエトリーニュースの時間がやって参りました。
このコーナーは、詩に関する情報をお届けする番組です。
それでは、早速ひとつ目の話題です。
イタリア出身のポーランド人の詩人、アポリネールさんが、詩で絵を描いていたことが分かりました。
1918年、アポリネールさんは『カリグラム』という詩集を書いて、高い評価を得ました。カリグラムとは、活字または手書きの字が作る形が重要な . . . 本文を読む