玄関部分の解体が進むと傷んだ柱が現れました。


柱が土台の上でなく土間コンの中に建ててあります。
これはいけませんね。
これだと、増改築時にブロック基礎を先に造ったんじゃなく、
柱を置きブロックか石に建てて玄関の屋根組をしたんじゃないでしょうか。
そのあとでブロック基礎を造ったようですね。
そして周りをモルタル+タイルで仕上げてしまえば、
外からは分からないさ~って施工です。
これは完全にアウトな工事です。

幸いにも白蟻はいないようですが、地中の水分を吸って水腐れを起こしています。
基礎上面で切断し土台に荷を掛けるように補強をしたそうです。
私はもっぱら解体した下地板やモルタル、タイルの片づけです。


黒く見えるのは防水紙です。
これをチマチマ可能な限り取り除きます。
処理場によっては、この紙が付いたままは引き取ってくれません。
「お持ち帰りください」と言われるそうです。
セメントはそう簡単に変化しないし、紙なんかその内腐ってしまうやろ!と思いがちですが、
そんな簡単に考えちゃいけないようです。
ネットで調べてみました。一部抜粋です。
可燃性廃棄物(木くず、畳、シュレッダーダスト、廃タイヤ、廃プラスチック類などなど)は積み上げを開始当初は、微生物による好気性代謝や化学的な水和反応等によって発熱が生じる。その上にさらに廃棄物を積み上げることにより蓄熱が起こる。
積み上げた高さが高くなると、可燃性廃棄物の山の内部が嫌気状態となり、嫌気性微生物代謝によりメタンガスが発生する。
(これから先はちょっと難しいし長いので箸折って簡単にします)
そうすると、自重や重機等の荷重によりさらに蓄熱も進む。
不飽和脂肪酸が存在すると、その酸化熱により、比較的低い温度でも蓄熱火災が生じる。
この発火がメタン等の可燃性ガスに引火することで火災が発生する。
テレビニュースで産業廃棄物集積場の火災の報道がありますが、それにあたるようです。
安全の為にもチマチマです。
最初は軍手で剥がしてましたがうまくいきません。微妙に剥がせません。
そこで、素手に替えましたが、それでもなかなか思うようにはいきません。
カッターナイフを使うとスピードアップできました。
約1時間かかりました。


結構残ってるじゃん!ってでしょう。
「これで勘弁してください」
これを次に土のう袋に詰めるんですが、
これまたメタルラスが袋に引っかかるんですよね。
ちょっとイライラしながらの作業をします。
なんとか玄関前から片付けました。
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