朝です。
秋空の晴天の下、相変わらず、朝顔が咲き誇っています。
その横、中山道の標識の下には、酔芙蓉が咲き始めました。
蕾は、360度、まんべんなくついているのですが、なぜか、酔芙蓉の花は、西に面した側から咲き始めます。一方の朝顔は、東側から。
酔芙蓉のネーミング、うまいもんですね。誰が考えたんでしょう。
朝8時、八重の酔芙蓉の花。
午後2時。薄ピンクの花びら。秋空と故玩館をバックに、少しほろ酔い加減。
午後4時には、かなりいい調子。
色は濃くなっていますが、よく見ると、白い部分もかなり残っています。
朝顔の場合とは、相当違います。
午後3時。こんな花、3種類を見つけました。
左端、今日咲いた花。真ん中、明日咲く蕾。右端、昨日さいた花。
蕾も、表面がうっすらとピンクになっています。
昨日の萎んだ花はかなり濃いピンク(1時間後には落ちていました)。
かつては、あちこちで見かけた酔芙蓉。
私の所も、昔、酔芙蓉が流行った頃に、2本植えました。
一本は、家の庭に一重の酔芙蓉。
もう一本は、中山道をはさんで向かいの畑に、八重の酔芙蓉。
どちらもグングン育ち、巨木になりました。
シーズンには、道の両側に、こんもりとピンクのおおきな塊ができました。
花がついた後には、種がびっしりとでき、植木屋さんがもらいに来ました。種を播いて、苗木を育てるんだそうです。
その頃、街道歩きのブームが始まり、NHKでは、「街道てくてく旅。中山道完全踏破」という番組をつくり、スポーツキャスターの勅使河原郁恵さんが、京都から日本橋まで、歩きました。
私の辺りの中山道には、そうTV映えするものはなく、彼女は、ちょうど咲き誇っていた、この酔芙蓉をスケッチし、それが放映されました。なかなか、上手な絵でした。
ところが、この酔芙蓉、年々樹勢が衰えています。自分を見ているようです(^.^;)
木の根元の写真です。二つに分かれた大きな幹の左半分は朽ちています。残りの右半分も危うい。
枝は、そこからひこばえのように伸び、一年で2mにもなります。シーズンオフには、これらも切ってしまい、翌年には、また、新しい枝が伸びてくるのです。
枝は滅茶苦茶に茂り、間引くのが大変でしたが、最近は、そのまま伸ばして咲かせます。
間引いたらなくなってしまう(^^;)
向かいの家の庭にあったもう一本の酔芙蓉、一重咲きの巨木は、10年ほど前に朽ち枯れました。
この八重酔芙蓉も、あと数年の命か?