冬野菜が終わり、そろそろ春夏野菜の準備に取りかからねばなりません。
冬の間トンネルになっておいた不織布を外すと、エンドウ、スナップエンドウがかなり大きくなり、ネット張りが待ったなしの状態でした(^^;
そこで、急いで棚(支柱)をつくりました。
高さ2.1m、一番高い場所では、2.5mあります。何年か前までは、1.6mほどの棚を市販の青い支柱で組んでいました。しかし、エンドウのツルが上まで伸びていった後、行き場をなくしてうろうろしているのが可哀そうで、できる限り高い棚を作ろうと悪戦苦闘して、ここ5年ほどは、この大きさの棚を作っています。そのおかげで、毎年、エンドウは大変良く実ります。中山道歩きの人たちも感心して眺めていってくれます(^.^)
何年か前の『現代農業』に、昔は見上げるほど高い棚を作って蔓野菜を育てていたという記事が写真入りで載っていました。なるほど、記憶をたどると、確かにそうでした。
それがどうして、今のようにそれほどの高さではなくなったのか?どうやら、農業資材の変化が原因のようです。その昔は、大きくて高い棚を作るための細長い丸太や竹が農機具小屋に保管してありました。今はそれらが青パイプに置き換わっています。この鉄パイプ、案外弱いのです。風雨に当たるとポキッと折れてしまいます。長い物には不向きなのですね。かといって、厚手の丈夫な品は、びっくりするような値段です。ですから、市販品を使って作る棚は、人の丈ほどまでのものがほどんど。
幸い故玩館裏には竹がいっぱいありました(過去形)。それを活用すれば・・・ということで、今の大型棚になった訳です。
しかし、昨春、竹藪をすべて伐採しました。もう、新たな竹は入手不可。手持ちの竹を来年以降も使うより外ありません。いずれそれらも朽ちます。せいぜいあと5年。それまでは、何とか見上げる棚を作り続けたいものです(^.^)
私などご飯を作るより他、能のない人間ですから尊敬します。
農業の生産性は大変低く、これで食うのは大変だなあとつくづく思います。
でも昨今の世界情勢からすると、食糧自給を真剣に考えねばならない時が来ているかもしれませんね。
そういえば、私も、昔は、竹が手に入らないので、篠竹を使っていました。
ただ、それだと、2~3年で朽ちて使えなくなるため、だんだんと市販の鉄パイプ製のものを使うようになりました。しかし、それだと、長く丈夫なものは高いので、そこそこの高さのものを使うようになってしまっています(~_~;)
原点に帰って、豆の支柱を高くすれば、収量は増大するのですね(^_^)
棚は大きくなると補強が大変です。特に台風シーズンはこの棚にゴーヤがぎっしりからみついていますので、自重だけでも相当キツイ、風が吹いたらイチコロです(^^;
なので、適宜筋交いを足して補強していきます。すると、今度は、シーズン後に解体するのが大変です(^.^)