遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ミニチュア道具 『バラバラにならない茶道具』

2021年01月16日 | おもしろグッズ

先回紹介したミニチュア茶道具とよく似た品が、2個でてきました。

 

東屋風の枠の中に、茶道具が置かれています。

径 4.8㎝、高4.0㎝。戦前。

風炉、杓・杓立、炭入れ(?)

 

棗、茶杓、炭、乳鉢。

 

道具類は、かなり小さいです。

杓の口径、わずか、2.5㎜(^^;

杓はちゃんと木でできています。しかも、杓立にさしてあります。

こりゃあ、指で置いていくのは至難の業です。

 

もう一つは、三段の棚。日常使いの道具のようです。

径 4.1㎝、高 5.0㎝。戦前。

上段には、盆に湯飲み茶碗、菓子器(?)。

 

中段:盆の上に徳利と猪口、盆の上に急須と碗、箸立てに箸、茶筒。

下段:茶瓶、茶碗、皿、徳利。

 

うーん、かなり小さい。こぼれ落ちたら大変です。

 

 

径5mmの茶碗の高台は、1.8㎜。轆轤成形です。

他のパーツも、同じように轆轤ひきで作られています。

 

しかし、先回の品に比べて、木の質が悪いような・・・

茶筒の蓋、皿の重なりにも、チョッと違和感が・・・・

 

思い切って、えいっ(◎_◎;)

逆さにしても、落ちません\(◎o◎)/!

 

3段の棚も。

 

はじめから、接着剤でくっつけた品でした(◎_◎;)

皿も重ねたかのように、横筋が切ってあるだけでした。

 ア~チャ〜  とはならないはずですね(^○^)

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2021-01-16 09:57:59
実に精巧ですね!
湯呑み茶碗には高台まで付けられているんですね!

でも、皿は、1枚、1枚作られて重ねられているわけではなく、重ねたかのように、横筋が切ってあるだけなんですね。
しかし、実際には、1枚、1枚作って重ねていたら、重ね落ちた場合、それを元に戻すのは至難の業になりますものね(~_~;)
実用(?)との兼ね合いでそうしているんですね(^_^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-01-16 11:05:22
この品は、少し手抜きですね。
ラベルはありませんが、先回の品と同じ頃、同じところで作られた物だと思います。
お嬢様のママゴト遊びには向いていませんね。
飾ってナンボの品でしょう。
ミニチュアとはいえ、実用とは無関係の模型となると、有難みが少し薄れます(^.^)
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Unknown (miyamaturi)
2021-01-16 16:13:32
これは、お見事。昔ならではの仕事でしょう。素晴らしいですね。
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miyamaturi さんへ (遅生)
2021-01-16 18:52:37
ここまでこだわるのもアッパレですね。
七宝と同じで、手間のかかる仕事ですから、凝った品は今では手が届かない額になってしまいます(^^;
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-01-17 19:43:05
さすがに故玩館、珍品がどんどん登場しますね!
こんなサイズの品を精巧に作る訳ですから、ま~昔の職人さんの腕の良さはただことではありませんよね。
ちなみにワタシは至って不器用です。
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酒田の人さんへ (遅生)
2021-01-17 21:36:46
珍品ではなく、迷品です(^^;
ただ、こういうのを見ると職人の意地を感じますね。
次の迷品を求めて、迷い道はエンドレスです(^.^)
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