今回は、小さなアフリカ面です。
幅 13.3㎝x 長 15.8㎝ x 高 7.4㎝。重 94g。アフリカ。国、部族不明。20世紀前半。
小形で軽い木彫面です。繊細な彫りが施されています。
かなり時代を経ています。
これは、パスポートマスクと呼ばれる面です。
パスポートマスクは、移動する際、腰などに着けて携帯し、所属集団を表す小型の仮面です(同じ部族でもいくつかの集団に分かれていることもある)。自分の出身を示す身分証明書であり、お守りの役目もします。
先回の不明族仮面と較べると、大きさの違いがよくわかります。重さは、十分の一以下です。
以前に紹介したプヌ族の仮面(左側)も、パスポートマスクでしょう。
アフリカからはるばる日本の片田舎の私設博物館にやってきて、感慨深げ!?(^^;
しかもバリエーション豊富ですから、飽きません。
1、2個壁にかけとおけば、グッと雰囲気が変わります。
ただ、故玩館のようにズラッと並ぶとどうでしょう!?(^^;
パスポートの役目というのも初めて聞きました。
ローカルな社会がそれぞれ独立して存在しているから、こういうものが必要なのでしょう。
顔に被らず、身につける面。
とても面白い品だと思います。。
それを、あたかも知っていたかのようにブログ展開をしたわけです(^^;
ネーミングは西洋人がしたのでしょうが、彼らはこれをどう呼んでいるのでしょうか。
世の中には知らないことがいっぱいありますね(^.^)
日本の通行手形のような役目も持っていたのですね。
それに、お守りの役目も果たしていたのですか。
用途によって、様々な面が作られていたのですね。
パスポートマスクの文化を初めて知りました。面白い文化ですね!
柄とかデザインとかで部族ごとの決まりごととかあるんですかね??
木は何処のとかデザインの特徴とかを元に
出自を探す楽しみもありますし、アフリカ仮面蒐集もまたディープなものですね。
底なし沼の如しですね。(^^)