平成27年9月27日(日)-30日(水)
例年より2週間程早い、涸沢カールの紅葉。
紅葉にはちょっと早いなぁ~と思っていただけに、紅葉と山が楽しめてラッキーな山行。
そして、例年より早い紅葉だったので、涸沢カールも小屋も空いていてこれまたラッキーでした。
27日
横尾山荘泊だったので、梓川沿いをゆっくりと歩き
横尾山荘へ、途中BSの「日本百名山 槍ヶ岳」の撮影隊と出会い、撮影機材の重さに驚く。
機材をボッカする若者には、恐れ入りましたってな感じでありました。
この撮影は、11月に放送されるらしいです。
宿泊の手続きを済ませ、
山荘前でのんびりと、アルコールを呑みながら寛いでいると、
猿がやって来た、この猿 テント場の食料を狙っていました。 結構大きな猿、ボス猿でしょうか?
上高地の管理員さんみたいな人達に石を投げられ、追い払われていました。
今、上高地は猿の被害が多発しているようです。
横尾山荘の夕食は、結構 豪華で美味しかったですよぉ~。
そして撃沈。
28日(月)
6:00 スタート
横尾大橋を渡って樹林帯の中へ。
本谷橋でまったりと休憩し、さらに登ってゆくと、
山々は秋色に衣替えし、ナナカマドの実は真っ赤に熟しこぼれ落ちそうでありました。
涸沢ヒュッテで、大休憩。
涸沢ヒュッテからの眺めを堪能する。
この壮大な景色を見てしまったら、この先登らなくてもいいやの気分に陥り、
テラスでビールとおでん食べながら、まったりとしたくなって来た。
「缶ビール半分呑まない?」と誘惑してくる。 ここでビールなんて飲んだら、もう終わりだ!
いかん!いかん!
この誘惑に負けてはいかん!
誘惑を振りきり、
ヘルメットを付け、重たい腰を上げ、ザイテングラートへと歩く。
いよいよザイテングラートからの登りだ、山荘まで2時間半。
さぁ~ていくぞぉ~、と気合いを入れ息を整えながら登ってゆく。
山荘到着!
山荘にザックを置き、空身で奥穂高岳へ・・・。
奥穂高岳に登る途中、山荘と涸沢岳。
凛々しい山ですねぇ~。
そして、昨年の秋に登った笠ヶ岳。
ついに!奥穂高岳山頂。青い空に引立つ山頂の祠。
祠の背後には、なっ!なっ!なんと・・・
槍ヶ岳も眺める事が出来ました。 綺麗ですねぇ~。
そして、そして・・・
山頂から目の前に迫る、迫力ある有名なジャンダルム。
ジャンダルムを眺め、ワクワクする人、ゾクゾクする人と人それぞれでありますが、
私は、紛れもなくゾクゾクであり、眺めているだけで大満足でありました。
奥穂高岳から山荘まで下山して、涸沢ヒュッテとテント場を眺め、
蝶ヶ岳~常念岳と連なる稜線を眺め、持参した焼酎を飲みながら来年登りたい山を語る。
本来、この奥穂岳を百座目にする予定だったが、奥穂に登る前にもう一つの山へ登りに行く機会がなく、
残念ながら99座目となってしまった。
日本百名山が終わったら、
可能な限り今まで歩いて来た山々を、線と線で結んで行きたいと思っている。
こんな事を思いながら呑んでいたら、 あぁーぁ!
ちょっと呑みすぎて、この後の記憶は・・・・?
29日(火)
山荘の窓ガラスをバタバタと強い風が打ち付けている。
外は極冷え、そんな中
山荘を6:00スタート。
ゆっくりザイテングラートを下山。
紅葉のトンネルを通り抜け、涸沢小屋で大休憩。
涸沢ヒュッテの荷揚げ見物してから、横尾へ。
広く気持ちの良い徳沢園の芝生の上で、徳沢園名物のソフトクリームを食べながら、
芝の上で寝っころんで、山の疲れを癒し1時間程休憩し上高地から駐車場へ。
そして、乗鞍高原の宿でお疲れさま・・・となりました。
今週行こうか迷ってますが、
間違いなく涸沢は終わってる感を感じます。
下部の方ならまだ十文楽しめそう。
行き先に迷うところです。
そう、大雪山の紅葉より綺麗だったかも?
早かったお陰で、小屋もカールまでの渋滞もなく
空いていたので、とってもラッキーでした。
次は、甲斐駒です。
天気次第では、来年です。
今年は、何処も紅葉が早いようです。
下界は、まだまだ楽しめそうです。
行き先を選ぶのも、楽しいですね。