人間が
美しくなりたいと思うのは
それでみんなに愛してもらって
何でもしてもらって
得しようとしているからだ
そんな自分が醜くて
たまらなく嫌だからだ
だから人から顔を盗んで
馬鹿な美人になろうとする
美人は馬鹿なものなんだ
だからいいんだということにする
それで馬鹿な美人ばかり作ったから
世の中がだめになった
美人が馬鹿なことをするから
どんなことをやってもいいんだという
人間が増えて
世の中がひどいことになって
人間がだめになった
責任をとれという
神の使いが
偽物の女のところにきている
人間がだめになったのは
おまえのせいだからと
子供のおむつを替えるのでさえ
手が汚れるのがいやだからと
やりたがらない女のところに
神の使いが来て
いう