月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ウヌクアルハイ

2017-12-17 18:54:23 | 詩集・瑠璃の籠

おれだけに
絶対権力がなければ
女に言うことを聞かすことができない
そういうことを考えているガキ男が
アッラーの正体だ

まだ
母親の前掛けの端を握っていなければ
不安でしょうがないような
ガキなのだ

永遠に親の権力に依存して
いやなことなど何もしたくはない
子宮に片足を突っ込んで
親にずっと食わせてもらいたい
その上で
極上の美女が欲しい

そういうものになりたいものが
一度は考えるものが
世界のすべてを創造した
たったひとりの神というものだ

アッラーは偉大なり
アッラーのほかに神はなし

おれさまがいちばんだ
おれさま以外に偉い奴はいない

ぜんぶおれのためにしろ
女はぜんぶもってこい
いやなやつは消せ
全部おれのものなのだ

そういう権力者は
事実上どこにも存在しない
世界は
あらゆる可能性が存在できる
多様性の世界なのだ
いちばん偉い神などいない

唯一神は
自己存在の幼期における
馬鹿の願望なのである
ゆえに
それを信仰するものに救いはない
信仰する限り
永遠に搾取され続ける

アッラーへの信仰は
早期にやめるべきである
イスラームに
宗教改革の道はない

滅亡への道が
もっともよい選択である



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アルメイサン・2

2017-12-17 04:15:33 | 詩集・瑠璃の籠

まだ
心豊かに愛する勉強もしていないのに
愛の姿を盗んで
みなをエゴで支配しようとした
馬鹿な女はそういうことをしたのだ

愛を尽くして花のように美しくなった
女から顔を盗み
さも美しく愛するふりをして
馬鹿な女はいうのだ
自分のために宝石を持って来いと

そのためにはなんでもせよと
盗みをやっても
人殺しをやってでも
おれのためにつくせと

空にも触れる塔を
わたしのためにつくり
夷を防ぐ万里の壁を
わたしのためにつくり
極楽鳥の鳴く玉の床を
わたしのためにつくれ

おまえなど奴隷に過ぎない
時々愛の真似はしてやろう
そのかわりに
おまえのすべてを
わたしにわたすのだ

愛の顔をして
馬鹿な女はそうして
すべてをだましてきたのだ
すべてを
自分のものにしようとしてきたのだ

われのほかに
美しい女がいてはならない
われのほかに
貴い神がいてはならない
いたら滅ぼせ
あらゆる謀略を尽くし
おそろしく汚い人豚として
地獄に突き落とせ

愛のふりをして
馬鹿な女は
二度とない人の人生を
すべて食いつくしてきたのだ




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