月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

アルヤ・22

2016-11-21 04:19:19 | 詩集・瑠璃の籠

人に迷惑をかけるのが平気だと言う心は
恥じねばなりません
それができなければ
馬鹿だということです

人に迷惑をかけるなと言って
馬鹿を人に押し付ける人ほど
自分が人に迷惑をかけているということが
わからないものだ
人に迷惑をかけるなと人に言うことが
人に迷惑をかけることだと言うことが
わからないのです

感性を磨き
己の真実に目覚めれば
人は誰にも感じる心があるということがわかる
自分と同じ痛みを
あの人も感じるのだと言うことがわかる
そうなれば
人の痛みを自分のことのように感じることができて
人の迷惑をかけることなど
滅多にできなくなるものだ

それでも人間はまだ小さいから
どうしても勉強が足らなくて
人に迷惑をかけてしまう
それをすまないと人が思っている心を
感じることができない人は
迷惑をかけている人を
ことさらに責めたりするが
そんなことをして人の心を傷つけていることが
迷惑をかけていることになるということが
わからない

ある程度許せるような迷惑をかけあうことは
人間では当たり前のことだから
感謝の言葉をお互いにかけつつ
助け合っていくのが本当だ
それなのに
ことさらに迷惑をかけるなと言うことを
人を泥棒扱いして言うことは
いけませんよ

人を傷つけるために言う言葉は
たとえそれが正しくとも
間違っている
所詮は自分を得させるためだけにやっているからです

人に迷惑をかけるなと言う言葉は
それが真にその人のためになるという
場合だけに言いなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ズブラ・9

2016-11-20 04:16:22 | 詩集・瑠璃の籠

何も偉いことはしないのに
かっこいい体をしていればいるほど
恥ずかしくなる

何も良いことはしないのに
きれいな顔をしていればいるほど
恥ずかしくなる

盗みとはそういうものだ

何のためにその
自分には不似合いな
えらく美しい姿をしているのか

女をひっかけて
いいことをするためだ
男をひっかけて
いい思いをするためだ
おまえは表を歩くだけで
世間に向かって
大声でそれを叫んでいることになる

どうだ
生きているだけで
恥ずかしいだろう

あさましい盗みをするから
そういうことになるのだ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グレート・アメリカン・スピリット

2016-11-19 10:10:29 | 天然システムへの窓

その土地には、その土地の霊界というものがある。

人間は肉体が死ねば終わりではない。肉体が死んでも魂は生きている。自分の生きてきた世界を美しくするために、偉大なる霊魂は死しても活動している。

それがその土地、その国の霊界というものを作る。

霊界という言葉が苦しければ、天然システムと言ってもいい。

アメリカにはアメリカの天然システムがある。そこには、ネイティヴ・アメリカンの善き霊魂が多数参加している。

彼らは白人がアメリカ大陸に入ってくるまで、その土地で長く平和に暮らしていた。争いはあったが、むごい殺戮に発展する前に、バランスを取り、互いを尊重してより高いレベルで絆を結べるような、不文律を形成していた。

それが美しい世界を作っていたのである。

女性も幸福だった。ヨーロッパやアジア大陸の男ほどには、女性を軽蔑しなかった。それ相応に大切に扱い、敬っていた。

だがそういう彼らの世界は、ヨーロッパの白人たちの移住によって、あっという間に滅ぼされた。キリスト教的世界観と自分たちの優位性を信じて疑わない白人たちによって、彼らの文化は無価値とされ、全く評価されず、暗黒に塗りこめられたのである。

だが、滅びた文化は滅びなかった。なぜなら、彼らは白人を恨まなかったからだ。むしろ霊界から彼らを援助した。アメリカが発展していくよう、麗しい愛で助け続けてきたのである。

グレート・アメリカン・スピリットは、その霊界の長ともいえる存在である。彼は肉体は失ったが、その美は失わず、愛でアメリカ大統領を守護し続けてきたのである。彼が大統領の守護につけば、各地のアメリカの霊が従う。それほど偉大な霊魂であるからだ。

それでアメリカはまとまってきたのである。

アメリカはこの愛を、いつまでも無視していくわけにはいかない。

白人のエゴそのものであるような、ガキじみた大統領がアメリカに現れた時、真にアメリカを救えるのは、白人の精神ではない。自然の神の愛を会得した文化を持っている、アメリカ先住民の魂だと言っていい。

アメリカ人は、白人のエゴを自ら下げ、他人種他民族に、頭を下げる技を身につけなければならない。それができなかったら、アメリカは滅びていかざるを得ない。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルヤ・21

2016-11-19 04:16:25 | 詩集・瑠璃の籠

悲しいと思う前に
自分を変えていきなさい

年をとったり
天使を失ったりして
もう美しい女性でなくなったら
それを激しく悲しんで
自分を壊してしまう前に
自分を変えるのです

美しい女性だったら得られるはずの
あらゆる恵みを自ら捨て
道化になるのを覚悟で
新しい自分になっていきなさい

失ったものは
それほどのものではないと
軽々と脱ぎ捨て
新しい自分が
新しく踏み出していく世界に
明るい美を見出していくのです

その新しい世界で
得られるものの方が
失ったものより
はるかにすばらしいのだと思いなさい

なぜならあなたは
自分を変えることで
自分を変えることができる自分を
手に入れることができるからです

馬鹿をやって
汚れてしまった男の権威を
激しく悲しむ前に
それを捨ててしまいなさい

失ったものなどとは
比にならないほどすばらしい価値が
新しい世界にあるのだと
信じなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルギエバ・24

2016-11-18 04:14:58 | 詩集・瑠璃の籠

どうとでもとれる言葉を使って
自分を逃がすのではない

男が本気で男をやるという
態度を見せたいのなら
本気で言うのだ
あいつを殺すと

大見えを切り
思い切りかっこをつけて
宣言してみよ
そして
本当にやるのだ

それで返ってくる反動を
総身に浴び
死んでみせよ

腐った人生を
生き残りたいという
弱気な馬鹿を
見破られる前に
命を捨てるのだ
馬鹿者め

それくらいできなければ
男にはなれぬと思え

我が名はアルギエバ
獅子の星である




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藁の掲示板

2016-11-17 19:45:33 | 星の掲示板

28枚目の掲示板を設定する。





絵/セス・イーストマン





コメント (89)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルヤ・20

2016-11-17 04:17:10 | 詩集・瑠璃の籠

あなたがたが今
嫌だと思って
一番逃げていることを
まっすぐに受け入れてみなさい
そうすれば
あなたがたは救われます

なぜなら
あなたがたが今苦しいのは
まるごと
今の自分が間違っているからなのです

簡単なことだ
間違った道を進んでいるのなら
引き返せばいい
ただそれだけのことなのだが
あなたがたは
ここまで進んできたことを
今更全部馬鹿なことにしてしまうのがつらくて
なかなかそれができない

だが
そのまま突き進んでいっても
待っているものは破壊と破滅でしかない
それがわかっていて
引き返すことができないのは
馬鹿以外の何物でもありません
誰も同情してはくれませんよ

あなたがたはいつも
自分の馬鹿さ加減に
ニヒルやアンニュイを気取って
神の同情を買おうとしますが
それは怠りというものです
やらなければならないことから
いつまでも逃げている自分を
かっこよくしようとしてやっている
馬鹿でしかない

もう逃げることはできないのです
あなたがたはもう
すべての間違いを認めるしかない
その袋小路に詰まっている
もうすべてを認めなさい
間違っていたのは自分の方だったのだと
そして
今まで迷惑をかけたすべての人に
謝るのです

それで失うものなど
本当は何もないのですよ
あなたがたが失うことを恐れているものは
すべて幻だからです





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンドロメダ・5

2016-11-16 04:19:40 | 詩集・瑠璃の籠

愛は逃げる
愛は見えなくなる

愛するおまえのために
すべてをやってしまったら
それがお前の重荷になっては
苦しいから

愛はおまえのところからは
見えなくなるのだ

愛するおまえのために
小さな指を作ってやったら
それがおまえはうれしくて
何でもやってしまう

それでとんでもないことをして
失敗ばかりして
それでもおまえを愛して
おまえのやらかしたことを
つくろってばかりきて
おまえのことばかり
何でもやってきたら
おまえはとうとう
神に気付いてしまった

つらいだろう
せつないだろう
自分の小ささが情けなくて
全身がかゆくなるだろう

おまえがおまえを受け入れて
おまえを生きていくために
すべてをやっていくことを
決意することを
神は
おまえのかわりに
やってやることはできぬ

それだけは
おまえがやるのだ

愛しているぞ
愛しているぞ

神を信じて
こちらに来い
すべてをかけて
何もかもをやりつくしても
まだあまりあるものが
あまりにたくさんある

その真実の世界を信じて
こちらに来い




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベクルックス・47

2016-11-15 04:15:10 | 詩集・瑠璃の籠

セックスを自分の自由にしたいというだけで
男は女をいじめ続けてきたのです

生きる力と権利と場所を奪い
男が支配できるところ以外で
生きることを許さなかった

男より劣る存在だというレッテルを貼られて
自由に自分を表現することすらできず
魔の境涯の中に自分を逃がし
男にとりついて
恐ろしい妖怪になる女性も出た

男の暴虐の嵐の中で
女性の真実を貫き通して生きることは
ほぼ不可能なのです
だから
真の美しい女性はいつも
若くして死んだ

天使でさえ
美女の正しい生き方をしていたら
あらゆる男に馬鹿にされ
とうとう消えてしまった

いずれわかることだから
教えてあげましょう
あなたがたが殺した天使は
すべての人類の女性のモデルなのです
あの天使が創られて
それがあまりにかわいらしかったので
神はあのような存在を
もっとたくさん創りたいと願い
女性存在を創ったのです

自己存在の創造というものはすばらしい
神は人類の女性に
天使の素質を与え
それは美しいものに創られた
それを嫉妬し
馬鹿なものにして
肉のように簡単に料理できるものにしようとした
そのために
男はすべてを失ったのです

もう二度とあの天使に会えることはない
女性たちも見本を失った
できる限りのことは
ほかの天使もしてくれるが
この喪失はとても大きい

もうかのじょは戻らないが
あなたがたはこの事実に謙虚に学び
失敗を取り戻すために
あらゆる努力をしていかねばなりません




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィンデミアトリックス・16

2016-11-14 04:19:17 | 詩集・瑠璃の籠

愛が止まった

木が
葉擦れの音を聞かせてくれなくなった

猫が目を背けた
犬が悲しいため息をついた
花は人間を馬鹿にした

愛が止まった

親が電話に出なくなった
友達が嫌な顔をして逃げた
夫が別れてくれと言った

子供は死んだ

神が
目を細められた

愛が止まった

人間が愛を馬鹿にして
あまりにもひどいことをしたので

愛が一斉に
何かをやめた





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする