月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ルナ・45

2017-12-21 04:15:33 | 詩集・瑠璃の籠

わたしは 消えたのだろうか
夢の中で 意識は晴れているのに
わたしが どこにもいないのだ

犬を追いかけていた
青い楠の生えている野原で
それは覚えている

わたしには
わたしの足があった
だから走っていた
わたしには心があった
だから犬を追いかけていた
愛していたから

いつの間に
わたしは風になったのだろう

夢の中で わたしは
まぼろしのあかりのように
不思議に灯っているのだ
なのに どこにもいない

わたしの
わたしらしい心が
どこにもないのだ
まるで
湯に溶けてしまった水のように

わたしの声も
わたしの色も
わたしの形も
何もないのだ

なぜなのですかと
神に尋ねると
考えないでよいと
答えが返ってくる
それはまるで
かすかなひばりの鈴のように

わたしは
何になったのだろうと
また尋ねてみると
聞き覚えのある声が
答えてくれるのだ

神の中にいるだけだよと




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ウヌクアルハイ・4

2017-12-20 04:14:52 | 詩集・瑠璃の籠

余編「馬」は
アッラーの神格を
ウェリタスに移行させようとする試みである
美しいが
それでイスラームを救うことはできない

自分以外の存在を許さないアッラーが
すべての存在を許すウェリタスに
移行できるはずがない
イスラームはイスラームのままでは
永遠に救われることはない

テロ組織がはびこる理由も
自分以外の存在を許さない
アッラーの絶対支配ゆえである
人間を絶対権力で支配できる神がいるからだ
その支配に逆らえるものはいない
逆らえば地獄に落とされる
ゆえに
支配者に反抗することができない人間を作りやすい

人間が人間をエゴで支配する背景には
この
アッラーがいるのである

わたしはすべてのムスリムに言う
アッラーなどという神はいはしない
その正体は
全世界を自分に奉仕させたいという
幼児的願望を持つ馬鹿なのである

アッラーに
人を地獄に落とせる力はない
アッラーが支配する
その世界そのものが地獄である

イスラームは
テロリストの温床になる
ゆえに
その信仰は破棄されねばならない




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ウヌクアルハイ・3

2017-12-19 04:15:09 | 詩集・瑠璃の籠

アッラーは何も創造してはいない
人を地獄に落とす権力も持ってはいない
それらを表す言葉は
すべてこけおどしの嘘である

クルアーンは虚偽に満ちている
その中に
美しい心を見出そうとする努力は
無駄である
破棄したほうが良い

創造者は創造物を愛する
天国と地獄の剣で脅したりなどしない
アッラーという神は存在しない
ただその名の影に
すべてを自分の思い通りにしたい
寝小便たれがいるだけだ

聖戦を叫びつつ
人を馬鹿にして
奇天烈なことをするのは
すべてが間違っているからだ

イスラームに改革は必要ない
信仰を破棄し
一切の活動を停止せよ




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ウヌクアルハイ・2

2017-12-18 04:14:46 | 詩集・瑠璃の籠

万枚のヒジャブを燃やし
滅亡のかがり火を焚け

ムハンマドは
女性の美をひけらかしてはいけないと
驕慢を戒めたが
ヒジャブは愛ではない
それは男の独占欲のエゴである
女を
そんなもので縛ってはならない

女はその美をひけらかしてはならないが
その美を発揮せねばならない時には
それを出さねばならないのである
そうでなければ
男の暴虐を弱めることができない

男が暴虐をしようとするとき
女はその美しい髪を風にさらさねばならない
その美しい目で男を見つめねばならない
ただそれだけで
明らかに男の怒りの炎がおさまるのである

アラブ圏の男が
暴虐に走りやすいのは
この女性の機能が縛られているからだ
これは実質よいことではない

イスラームは
人間を不幸にしすぎる
ラマダンにも
メッカへの巡礼にも
何も意味はない

信仰を廃棄せよ
祈りを廃棄せよ
アッラーは神ではない

もし信仰の対象を必要とするならば
ウェリタスを
それにするがよい




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ウヌクアルハイ

2017-12-17 18:54:23 | 詩集・瑠璃の籠

おれだけに
絶対権力がなければ
女に言うことを聞かすことができない
そういうことを考えているガキ男が
アッラーの正体だ

まだ
母親の前掛けの端を握っていなければ
不安でしょうがないような
ガキなのだ

永遠に親の権力に依存して
いやなことなど何もしたくはない
子宮に片足を突っ込んで
親にずっと食わせてもらいたい
その上で
極上の美女が欲しい

そういうものになりたいものが
一度は考えるものが
世界のすべてを創造した
たったひとりの神というものだ

アッラーは偉大なり
アッラーのほかに神はなし

おれさまがいちばんだ
おれさま以外に偉い奴はいない

ぜんぶおれのためにしろ
女はぜんぶもってこい
いやなやつは消せ
全部おれのものなのだ

そういう権力者は
事実上どこにも存在しない
世界は
あらゆる可能性が存在できる
多様性の世界なのだ
いちばん偉い神などいない

唯一神は
自己存在の幼期における
馬鹿の願望なのである
ゆえに
それを信仰するものに救いはない
信仰する限り
永遠に搾取され続ける

アッラーへの信仰は
早期にやめるべきである
イスラームに
宗教改革の道はない

滅亡への道が
もっともよい選択である



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アルメイサン・2

2017-12-17 04:15:33 | 詩集・瑠璃の籠

まだ
心豊かに愛する勉強もしていないのに
愛の姿を盗んで
みなをエゴで支配しようとした
馬鹿な女はそういうことをしたのだ

愛を尽くして花のように美しくなった
女から顔を盗み
さも美しく愛するふりをして
馬鹿な女はいうのだ
自分のために宝石を持って来いと

そのためにはなんでもせよと
盗みをやっても
人殺しをやってでも
おれのためにつくせと

空にも触れる塔を
わたしのためにつくり
夷を防ぐ万里の壁を
わたしのためにつくり
極楽鳥の鳴く玉の床を
わたしのためにつくれ

おまえなど奴隷に過ぎない
時々愛の真似はしてやろう
そのかわりに
おまえのすべてを
わたしにわたすのだ

愛の顔をして
馬鹿な女はそうして
すべてをだましてきたのだ
すべてを
自分のものにしようとしてきたのだ

われのほかに
美しい女がいてはならない
われのほかに
貴い神がいてはならない
いたら滅ぼせ
あらゆる謀略を尽くし
おそろしく汚い人豚として
地獄に突き落とせ

愛のふりをして
馬鹿な女は
二度とない人の人生を
すべて食いつくしてきたのだ




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アルメイサン

2017-12-16 04:15:37 | 詩集・瑠璃の籠

女性は
男性を敬いなさい

男が汚いことをするからと言って
それを責める心の中に
女の嫌な嫉妬を
逃がすのではない

女性というものも
男に嫉妬するものなのだ
あれほど大きなことはできない
あれほど高く飛べはしない
あれほど
いやなことはできはしない

そんな女の
制限された生を生きる時
未熟な女性というものは
男への恨みの影に
嫌な嫉妬を
蛇のように飼うものなのだ

だから
美貌をかぶって男をだまそうとする
愛しているふりをして
心を利用しようとする
なにもかもを男にやらせて
女王のようにふんぞり返ろうとする

そういう女は醜い
いや
女ではない

女性は
男性の本質を認め
そのみごとさに
真に感動せねばならない
男が
自己存在を実行するものであるならば
女は
自己存在を愛するものなのだ

汚い獣性の闇を破り
愛の高みに躍り上がる時
男は真に美しいものになる
そのとき
あまりにも愚かなことにならないために

女性は
男性というものを学びなさい




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メラク・46

2017-12-15 04:15:30 | 詩集・瑠璃の籠

辛い思いから
逃げ続けているから
人は辛いのだと
あなたがたはもうわからねばなりません

痛い思いをせねば
わからないことがある
苦しい思いをせねば
得られないことがある
辛いからと言って
そういうことから逃げ続けていれば
人間はいつまでも何もできない

馬鹿にされて
傷つくのが嫌だと言って
痛いことを何もしないから
人間は凡庸の影に逃げ
あらゆるものをうらやみ妬んで
暗い影で
恐ろしく汚いことばかり考えるようになる
もうやめなさい

辛いと思うことに
痛いと思うことに
自ら飛び込んでいきなさい
恥をさらして
自分をさらして
馬鹿馬鹿しいほど
拙い自分を試してごらんなさい

だれが指さして笑おうと
本気でやっている者を笑わずに
真剣に見ている者はいる
それはかつてあなたが
だれよりも愛していながら
だれよりも馬鹿にしていた
あの人なのだ

凡庸に毛が生えた程度の段階で
きつい悟りを気取り
ありのままでいいのだと
これでいいのだと
馬鹿なことを言うのではない

未熟者の恥をさらして
新たな段階に飛び込んでいきなさい
全身全霊を
まるごと玉のように
神の中に投げていきなさい

その苦しさの向こうに
全身が裂けるほど大きな幸福がある
それをつかめば

あなたがたは
永遠の人になれるのです



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清の掲示板

2017-12-14 17:06:36 | 星の掲示板

72枚目の掲示板を設定する。





絵/ピーダー・セヴェリン・クロイヤー




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トリアングルム・12

2017-12-14 04:16:31 | 詩集・瑠璃の籠

死んではならない
飽くことのない欲望に
おのれを預け
何をしてもいいのだという闇に
飛び込んではならない

それは自分を
ばらばらにすることなのだ
阿呆というは
そのために生きている
ようなものなのである

痛みを知り
苦しみを知り
逃げてはならぬ
真実を背負い
苦しくも生きてゆけ

してはならないことは
してはならないのだと
おのれを知り
永遠に
してはならないことは
してはならない

逃げることのない自分を
緑の珠玉のように
自分の中に飼う時
おまえは
もっとも美しいものになるだろう

愛している
神の与えた自分を
もっとも大事なものとして
生きてゆけ




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