一昨日の12月10日の夜9時、我が愛猫のmiuさんが死んだ
このブログのタイトルでもある、4匹の猫が3匹になってしまった
miuは、3匹の母猫だった。
その以前に飼っていた猫が行方知れずとなって、悲しんでた私に、友達が新しい猫を捕まえてきてくれた。
埼玉県、桶川市生まれのmiuさん。
何匹かいた赤ちゃん猫のうち、オス猫を捕まえようと必死だった友達の手に、このメス猫のmiuだけが何度も何度も飛び込んできたらしい
かくして、私は池袋駅でmiuと初めての対面を果たし、別の友達のいる立教大学にmiuを連れ、それから山の手線に乗って家に連れ帰った。
赤ちゃんの頃は、どっちかっていうとネズミみたいな顔をしてたmiu。
人懐っこい持ち前の性格ですくすくと我が家のアイドルに
そのうち、まだまだ子供だと思ってたら妊娠。
うちの両親の布団の足元で子供を出産。
残念なことに、全て未熟児で死んでしまった。
死んでしまった動かない毛も生えてないその自分の生んだ赤ちゃんをいつまでも手放さず、せっせと運んでる姿が本当にかわいそうだった
そして、2回目の妊娠。
今度は毛の生えた元気な赤ちゃんを産んだ。
オス1匹に、メス2匹。
必死で子育てをした。その姿は涙ぐましい程
その成果もあって、子供はすくすく育ち、miuも気の強くて、ちょっと焼餅焼きの猫に。でも。。。miuの場合、猫っていうよりは人間だったかも。たぶん自分のことは殆ど人間だと思っていたと思う。自分が生んだはずの子供たちは猫だけど、自分は人間。miuの態度はいつもそうだった。
だけど、今から3年程前、悲劇が。
目の癌になってしまったのだ。
かわいそうに、左目の辺りが腫れてきて、みるみる無残な顔に。
それから3年間の病院通いが始まる。
病院の大嫌いだったmiu。いつも必死になって嫌がるmiuを籠に入れると、世にも切ない声で鳴く。病院の待合室では必死に私の膝にかじりつき、診察や注射が終わると、入るときとは打って変わって凄いスピードで籠に飛び込むのだ。
今思えば、目の病気の手術ができそうな病院を片っ端から調べて連れて行ってやればよかった、ともの凄い後悔に襲われる。本当にバカだった。。
そんな調子で3年を過ごし、最後は体重1.8㌔にまで痩せ細った。
顔が腫れ過ぎて、口がうまく閉じれず涎は垂らすし、それで体中嘗め回すからいつも独特の臭い匂い。それでも家族の皆に愛され、大事にされてきた。
特に母とは。
miuが死んで、母は、これ以上ないくらい泣き腫らした目で、
「チイしゃん(miuのこと)はママの精(精魂の精)だった」
と言い、またさめざめとするのだった。
最後、庭の一番いい場所にmiuを埋めた。
母は、セーターの袖が汚れるのも意に介さず、miuを冷たい土に置いたあと、手で土をその痩せ細って、すっかり動かなくなった体にかけた。手や爪の中まで土でぐしょぐしょになった母と私はまた泣いた。
miuは特別な猫だった。他の3匹とは全然違う。
だって、人間だったから。妹みたいなものだったから。
今は、化けてでもいいから目の前に現れて欲しい。
愛しすぎた私の妹。miuと過ごした日々を私は永遠に忘れない。
ありがとね、miu。今頃天国で父に再会してますように
このブログのタイトルでもある、4匹の猫が3匹になってしまった
miuは、3匹の母猫だった。
その以前に飼っていた猫が行方知れずとなって、悲しんでた私に、友達が新しい猫を捕まえてきてくれた。
埼玉県、桶川市生まれのmiuさん。
何匹かいた赤ちゃん猫のうち、オス猫を捕まえようと必死だった友達の手に、このメス猫のmiuだけが何度も何度も飛び込んできたらしい
かくして、私は池袋駅でmiuと初めての対面を果たし、別の友達のいる立教大学にmiuを連れ、それから山の手線に乗って家に連れ帰った。
赤ちゃんの頃は、どっちかっていうとネズミみたいな顔をしてたmiu。
人懐っこい持ち前の性格ですくすくと我が家のアイドルに
そのうち、まだまだ子供だと思ってたら妊娠。
うちの両親の布団の足元で子供を出産。
残念なことに、全て未熟児で死んでしまった。
死んでしまった動かない毛も生えてないその自分の生んだ赤ちゃんをいつまでも手放さず、せっせと運んでる姿が本当にかわいそうだった
そして、2回目の妊娠。
今度は毛の生えた元気な赤ちゃんを産んだ。
オス1匹に、メス2匹。
必死で子育てをした。その姿は涙ぐましい程
その成果もあって、子供はすくすく育ち、miuも気の強くて、ちょっと焼餅焼きの猫に。でも。。。miuの場合、猫っていうよりは人間だったかも。たぶん自分のことは殆ど人間だと思っていたと思う。自分が生んだはずの子供たちは猫だけど、自分は人間。miuの態度はいつもそうだった。
だけど、今から3年程前、悲劇が。
目の癌になってしまったのだ。
かわいそうに、左目の辺りが腫れてきて、みるみる無残な顔に。
それから3年間の病院通いが始まる。
病院の大嫌いだったmiu。いつも必死になって嫌がるmiuを籠に入れると、世にも切ない声で鳴く。病院の待合室では必死に私の膝にかじりつき、診察や注射が終わると、入るときとは打って変わって凄いスピードで籠に飛び込むのだ。
今思えば、目の病気の手術ができそうな病院を片っ端から調べて連れて行ってやればよかった、ともの凄い後悔に襲われる。本当にバカだった。。
そんな調子で3年を過ごし、最後は体重1.8㌔にまで痩せ細った。
顔が腫れ過ぎて、口がうまく閉じれず涎は垂らすし、それで体中嘗め回すからいつも独特の臭い匂い。それでも家族の皆に愛され、大事にされてきた。
特に母とは。
miuが死んで、母は、これ以上ないくらい泣き腫らした目で、
「チイしゃん(miuのこと)はママの精(精魂の精)だった」
と言い、またさめざめとするのだった。
最後、庭の一番いい場所にmiuを埋めた。
母は、セーターの袖が汚れるのも意に介さず、miuを冷たい土に置いたあと、手で土をその痩せ細って、すっかり動かなくなった体にかけた。手や爪の中まで土でぐしょぐしょになった母と私はまた泣いた。
miuは特別な猫だった。他の3匹とは全然違う。
だって、人間だったから。妹みたいなものだったから。
今は、化けてでもいいから目の前に現れて欲しい。
愛しすぎた私の妹。miuと過ごした日々を私は永遠に忘れない。
ありがとね、miu。今頃天国で父に再会してますように