五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

傾聴について。3

2012年08月09日 | 第2章 五感と体感
昨日のブログでは、「無防備」と「感情の共感」について書きました。

今日は「あるがままに受け容れる」について考えてみます。

何故、今の自分をあるがままに受け容れなくてはならないのでしょう。

苦しいこと。
辛いこと。

できることなら、こんなに苦しいことや辛いことは自分に起こってほしくないことです。

でも、現実は変えることはできません。

理想と現実のギャップが不安感を湧きあがらせます。

このギャップが広ければ広いほど不安感が強くなるようです。

そのような状態の方を傾聴するにあたり、無理やりに「良い方に解釈しようよ、、、とか、違う見方もあるよね、」等と、相手の感情を否定するような対応をしていくと、悩む人は、「自分の話を聴いてくれてない」という思いが強くなっていきます。

そのためには、相手の言葉をあるがままに受け容れる聴き方が大事になってきます。

そして、

ゆったりと、時間をかけて、相手の紡ぐ言葉のペースに合わせて聴いていくことです。傾聴者が主導権を握り、傾聴者の考え方に相手を誘導してしまったり、せっかちに聴いていくと、不安感を持つ人は、次第に傾聴者に対し不安感が湧きあがってくるようです。

つまり、「間」を置く、ということです。

続きはまた明日。

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