五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

できた!という達成感

2012年08月02日 | 第2章 五感と体感
東急セミナーBEの表装教室は、かれこれ20年以上続いています。この教室を私が引き継いでから10年が経とうとしています。光陰矢のごとし。。。

人に教えるなんてとんでもない、と思いながらも師匠の「指導することで実力がついてくる」という言葉を信じながら、結局は講座生の皆様に支えられてここまできました。
未だに、指導するというよりも、技術の習得を講座で一緒にさせていただいています。

表装を始めるにあたり、書道や画等がキッカケで始める方も多いのですが、伝統工芸の技術に興味を持たれている方もいらっしゃいます。兎にも角にも、一番最初に制作するものは紙表装です。
普段何気なく見ている掛け軸をいざ作るとなると、案外大変です。自分が今行っている工程の意味など解らないまま仕上げていくことなど当たり前です。
段々と数をこなしていくことで、自分がやっている工程の意味が解ってくるのです。

昨日、第一作目を仕上げられた方がいらっしゃいました。

自作の掛け軸は、いいものです。

何がイイって。。。
訳も分からず、言われるままに作って、それでもちゃんと掛け軸になっているわけです。
この感動は、作ってみなければわからないものだと思います。

私の教室では、一副仕上がる毎に、皆さんと鑑賞し合い、手を叩いて喜び合います。
昨日も、皆さんと喜び合い、「どこに掛けようかな~」とウキウキしているNさんに私も遣り甲斐を感じました。

できた!という達成感を共に味わうと、達成感は一層吟味されていきます。

そうすると、次への意欲が湧いてきますし、出来たという自信が、平素の生活にも影響していくはずです。

カウンセリングの理論は、こんなところにも役立つのです。暮らしの中で、理論を役立てることとは、こういうことなのです。

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