五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

傾聴について。2

2012年08月08日 | 第2章 五感と体感
傾聴二日目 

テキストは48ページです「人はどうしたら上手に傾聴できるか」

そこには、無防備になれるか?と書かれてあります。
無防備とはどういうことでしょう。

傾聴する側にしても同じ人間です。いろいろな経験をし、今に至っています。人間として同じ立場にあるのに傾聴者は何故無防備でいなくてはならないのでしょう。

もし、自分が悩みを持ち、他者に話を聴いてもらいたいな~と思った時、どんな状態の人に話を聴いてもらいたいですか?
そのことを思いうかべると、なぜ、「無防備」であることが必要なのかが理解できると思います。

傾聴の訓練で、まず大事なことが一つあります。傾聴する側である自分自身の「傾向」。つまり「人とのかかわりにおいて自分はどんな傾向があるか」とか、「自分の考え方の傾向は、どんなものであるか」とか、「自分の湧き出す感情に、パターンはないか?」を検証し、自己分析する必要があるのです。
そのためには、自分が生まれてから現在までの生育史を振りかえってみることが大切な作業となるのです。

自分がどんな「思考と感情と行動」で暮らしているのか。。。

その「自己の傾向」を知らずして、他者を傾聴しようとすると、きっと相手の傾向に巻き込まれて疲れ果ててしまう可能性が大きいかもしれません。

自分の傾向を受容出来ていると、軸がしっかりし、無防備さ、つまり自由自在な自分として相手の感情に共感できるようになるのです。

傾聴するということは、話のあらすじを聴きとることではありません。相手の主張に同意することでもありません。

相手の話す内容から醸し出す「感情を聴きとること」が最も大切なことなのです。

そして、相手の感情を感じ取りながら、その感情の整理が出来るようひたすら傾聴していきます。

答えは、本人が持っているのです。それを傾聴者が侵害してはなりません。

:傾聴は明日にも続きます。

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