私が通う歯医者さんは、息子の幼稚園の同級生のお父さんです。
とても紳士的で、なんといっても挨拶が美しく、患者さんだけでなくスタッフ対しての言葉遣いがとても丁寧です。
しかも、医者として甘んじ胡坐をかいているような先生ではありません。勉強家でもあり、技術も持っていらっしゃいます。
先日読み終えた吉川英治著「新平家物語」には、物語を繋ぐ役目として「麻鳥」という人物を登場させています。
この麻鳥さんは、もともと怜人の生まれでありながら、崇徳天皇の庭に湧く井戸を守る役「水守り」を生業とし、そこからクスシ「医師」として、物語の最後まで活躍します。
麻鳥さんの持つ使命感と自然の成り行きによる決断の早さ、そして自分にとって正しいの選択が、とても爽やかで美しいのです。
自分の信念を貫くあまり、家族に迷惑を掛けることもしばしば。。。でも、ラストは、この麻鳥夫婦の安定した暮らしと会話で締めくくられるのです。
麻鳥さんは、自由、平等、博愛。。。、まるで、フリーメイソンの定義を地でやっているような人として表現されています。
昨日、同じく子供繋がりで患者になった「お父さん」に歯科医院で予約時間が前後で合いました。よくよく考えてみれば、7,8年ぶりかもしれません。
彼は癌と戦いながら、仕事に復帰し暮らしていらっしゃいます。一番大変な時期に彼を医師としての役割で支えたのもY先生です。
口腔をケアーすることで防ぐことができることがあるのであればという思いで、それを真摯に行うことを怠っていません。
お二人の会話は、本当に信頼し合っている温かいものでした。医師としての役割と人柄を改めて尊敬しました。そして、その先生と付き合う事を選んだ私達に、既に整っている信頼感から連帯感が生まれ、喜びが湧きあがってきました。
人と人の繋がりは、こうでありたいな、という私の理想ではありますが、歳を経て思うに、こういう人間関係を結びたいな、という願望を持ち、そのように暮らしていると、同じくそのように思って暮らしている人とちゃんと繋がっていくのだな、ということに、ふと気付きました。
類は友を呼ぶ、、、とは、よく言ったもので、ほんとうにそうなのです。
本当に気の合う人を特に大切につつ付き合うことは、我儘なことでもないし、むしろ気の合う人と付き合った方が、自分の自立がより成されていくように思います。
人は、一人で生きて死んでいきます。それを受け容れているからこそ、他者との関わりを慈しむことができるのだと、しみじみ感じています。
信頼と信念は、他者からタダで与えられるものではないのです。
自分自身が持つことに意味があるし、それが成されていくのだと思うのです。
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しかも、医者として甘んじ胡坐をかいているような先生ではありません。勉強家でもあり、技術も持っていらっしゃいます。
先日読み終えた吉川英治著「新平家物語」には、物語を繋ぐ役目として「麻鳥」という人物を登場させています。
この麻鳥さんは、もともと怜人の生まれでありながら、崇徳天皇の庭に湧く井戸を守る役「水守り」を生業とし、そこからクスシ「医師」として、物語の最後まで活躍します。
麻鳥さんの持つ使命感と自然の成り行きによる決断の早さ、そして自分にとって正しいの選択が、とても爽やかで美しいのです。
自分の信念を貫くあまり、家族に迷惑を掛けることもしばしば。。。でも、ラストは、この麻鳥夫婦の安定した暮らしと会話で締めくくられるのです。
麻鳥さんは、自由、平等、博愛。。。、まるで、フリーメイソンの定義を地でやっているような人として表現されています。
昨日、同じく子供繋がりで患者になった「お父さん」に歯科医院で予約時間が前後で合いました。よくよく考えてみれば、7,8年ぶりかもしれません。
彼は癌と戦いながら、仕事に復帰し暮らしていらっしゃいます。一番大変な時期に彼を医師としての役割で支えたのもY先生です。
口腔をケアーすることで防ぐことができることがあるのであればという思いで、それを真摯に行うことを怠っていません。
お二人の会話は、本当に信頼し合っている温かいものでした。医師としての役割と人柄を改めて尊敬しました。そして、その先生と付き合う事を選んだ私達に、既に整っている信頼感から連帯感が生まれ、喜びが湧きあがってきました。
人と人の繋がりは、こうでありたいな、という私の理想ではありますが、歳を経て思うに、こういう人間関係を結びたいな、という願望を持ち、そのように暮らしていると、同じくそのように思って暮らしている人とちゃんと繋がっていくのだな、ということに、ふと気付きました。
類は友を呼ぶ、、、とは、よく言ったもので、ほんとうにそうなのです。
本当に気の合う人を特に大切につつ付き合うことは、我儘なことでもないし、むしろ気の合う人と付き合った方が、自分の自立がより成されていくように思います。
人は、一人で生きて死んでいきます。それを受け容れているからこそ、他者との関わりを慈しむことができるのだと、しみじみ感じています。
信頼と信念は、他者からタダで与えられるものではないのです。
自分自身が持つことに意味があるし、それが成されていくのだと思うのです。
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