五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

表現者

2017年01月10日 | 第2章 五感と体感
表現者2017年1月10日

泉鏡花の天守物語の挿絵を宇野亞喜良氏と山本タカト氏が手掛け、その展覧会が姫路文学館で行われています。
宇野亞喜良氏とは、昨年表装の仕事をさせていただいた関係で、昨年開催された都内での展覧会は全て足を運ばせて頂きました。
年明け、SNSに入ってくる情報で姫路文学館での展覧会を知ったわけですが、宇野氏とコラボした作家が学生時代の古い古い友人であった事がようやく自分の中で統合されてきたことに昨日ようやく確信を得たのです。
山本氏の絵は、今までも目に触れていたのですが、名前まで意識をしていませんでした。
ポップなイラストを描き、流行に乗ったオシャレな作品を手掛けていた彼の作風とは間逆であり、現在は、返って当時私が描いていた対象に近いようにも思い、ぼんやり眺めていた氏名と私自身の作品の数々が一致してまさに無意識の意識化が図られたのです。

昔に引き戻された感覚が懐かしく、厳密にいえば、懐かしいと目を細めて言える様な余裕が出てきた、という良い方の方が正しいかもしれません。

筆を置き、表装作家をしつつ、その上学校で仕事をしている私も昔の友人達から見ればびっくりな展開でしょうが、自分自身にとって全ては通過儀礼的な表現としての媒体に過ぎません。
自分の生育史の経験は自分自身の全ての糧になるのは真(まこと)のことでありましょうや。

人生面白しです。
山本さんの作品を表装出来たら、こんな幸せな事はありませぬ、と、自己アピールで本日は締めさせていただきます(笑)
正月に謡初めにて翁を謡う自分の成りも、自分が求めた故の成りであり、死ぬまで続く人生を出来る事なら楽しんでゆきたいものです。


2017年公開講座のご案内
ユースフルライフ研究所
1月はお休み。
2月から2017年の講座が始まります。
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2月21日 つつじヶ丘講座

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1月21日土曜日 渋谷のIMAにて「生き甲斐の心理学講座」
13時~16時 講座料3千円

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1月20日雪谷校
1月27日たまプラーザ校
(NPOキュール会報もしくは東急セミナーBEのホームページをご覧ください)

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