五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

変化の中で

2017年01月18日 | 第2章 五感と体感
変化の中で2017年1月18日

正直に生きることと正直に物言う事は、かなりの違いがありそうです。
正直に物言う事の中に「怒りの発露」があるとすると、受け取る側は発露する人に対して一層慎重に成らざるを得ません。

平安時代に生きた佐藤義清(のりきよ)は、自分の娘を蹴落として、家を出、家督も弟に継がせ、西行法師として生き抜いたことで歴史上の人物と成ったわけですが、「正直に生きる」ことの始まりとしては、最低な始まりだったかもしれません。
個人の怒りから始まり、収束するまでの期間、どれだけの人が涙した事か、、、と、考えると、西行法師の罪悪感は如何程のものだったのか、、、とも思います。
もしかしたら、自己の希求のままに、そういった罪悪感を持たざる人だったのかもしれませんが、歌を知れば、感受性の豊かな憂いの強い人であったことも窺い知ることができます。そこに魅力を感じます。
人によって、「譲れない何か」は、人それぞれなのです。

「譲れない何か」を主張する事が、芸術である場合もあれば、経済である場合もあれば、政治であったりするのも人それぞれでありましょう。

でも、その中で忘れてはならないのは、「自己」を意識する事なのだと思うのです。
自己を意識する、つまり自分自身は何者かを意識することは、他者との繋がりの関係の形をどうするかにも関連してゆきます。

地球上で経済を発展させてきた国々が海原を越えて、長い道のりを経て、侵略してきた後の後始末が、こういう事なんだな、と、思うと、果たしてカエサルとかバスコ ダ ガマ、ペリー総督やはたまたアラビアのローレンスは、今をどう捉えるのかしらん。。。と、思うわけです。
有史を総体的に見てゆくことも今この時期の私達のやるべきことなのかもしれません。

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