DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

中国4人目の世界王者誕生(WBOヘビー級:暫定王座)

2023年04月19日 05時25分35秒 | 世界ボクシング

先週末15日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBOヘビー級戦(暫定王座):
挑戦者張 志磊(中国)TKO6回1分23秒 王者ジョー ジョイス(英)

*2016年に行われたリオデジャネイロ五輪に出場し、スーパーヘビー級で銀メダルを獲得したジョイス。プロ転向後はコロナウィルスの影響もあり、若干ゆったり目のペースでキャリアを積んできました。しかし現WBAレギュラー王者ダニエル デュボア(英)等、多くの実力者との対戦を重ねながら全勝記録をキープ。昨年9月に「暫定」の2文字はあるものの、元WBO王者ジョセフ パーカー(ニュージーランド)を破り世界の頂点に到達しています。

今回ジョイスが迎えた張は、ジョイスが出場したリオ五輪より2つ前の北京五輪に出場し、こちらもスーパーミドル級で銀メダルを獲得しています。2012年のロンドン五輪にも出場した張でしたが、準々決勝でその大会の金メダリストで、プロでは3団体統一王者に輝くアンソニー ジョシュア(英)に敗退。その後2014年に米国に渡りプロデビューを果たしています。

昨年8月にサウジアラビアの地でフィリップ ウルゴビッチ(クロアチア)との戦線に敗れ、IBF王座への挑戦権獲得ならなかった張でしたが、敵地のど真ん中で行われた再起戦で、番狂わせを演じる事になりました。

198センチの巨体で、まったくジョイスの圧力に屈しなかった張。サウスポー(左構え)からのスムーズな左で試合をリードしていきます。長いアマチュアキャリアで培ってきた技術は本物で、強豪ジョイスと堂々と渡り合った張。2回にはその左でタフな英国人をグラつかせます。その左で、ジョイスの右目を腫らし、鼻血を流させた張。試合自体は接戦でしたが、それらの負傷によりジョイスは徐々に追い詰められていきます。

ジョイスの目の腫れが顕著になった6回、レフィリーはドクターの意見を聞くために2度試合を中断。結局2度目の中断後、試合はストップされ新王者誕生となりました。

WBCミニマム級を獲得した熊 朝忠、元WBOフライ級王者鄒 市明、そしてWBAフェザー級レギュラー王者だった徐  燦に続いて、大中国4人目の世界王者となった張。来月40歳の誕生日を迎えますが、現在のヘビー級としてはまだまだ十分続けていける年齢です。今後ジョイスとの再戦や3団体統一王者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)、WBC王者タイソン フューリー(英)、そしてアマチュアで苦杯を喫しているジョシュアとのプロでの対戦が楽しみになってきましたね。今後の張に注目です。

下記は2023年4月19日までの、中国が生み出したプロボクシングの世界王者たちです。

WBCミニマム級:熊 朝忠(王座獲得2012年11月/防衛回数2)
WBOフライ級:鄒 市明(2016年11月/0)
WBAフェザー級レギュラー:徐  燦(2019年1月/2)
WBOヘビー級暫定:張 志磊(2023年4月/0)

続いて2023年4月19日現在の最重量級王者たちとなります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ダニエル デュボア(英
/1)
WBC:タイソン フューリー(英/3)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO(暫定):張 志磊(中国/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)

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