今から30年前の1993年4月26日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAジュニアライト級戦(現スーパーフェザー級):
王者ヘナロ エルナンデス(米/帝拳)負傷引き分け初回28秒 挑戦者ラウル ペレス(メキシコ)
*1990年代を代表する技師の一人だったヘナロ エルナンデス(米)。帝拳ジムともマネージメント契約を結び、日本のファンにもその実力が広く知られ、その人柄は多くのファンから愛されました。
その安定したボクシングで、WBAとWBCのジュニアライト級/スーパーフェザー級タイトルを獲得したヘナロの終身戦績は38勝(17KO)2敗(2KO負け)1引き分けと大変立派なもの。2つの敗北はオスカー デラホーヤ(米)とフロイド メイウェザー(米)というボクシング史に残る名選手たちに喫したもの。そして唯一の引き分けがこのペレスとの第一戦でした。
(僅か28秒で痛み分けという消化不良の試合を演じたヘナロとペレス)/ Photo: eBay + World Boxing Forum
互いに数発の左ジャブを放った直後、両者の頭がゴッツンコ。ペレスは左オデコを大きく負傷してしまい、試合はそこで終了。両者にとり残念な終わり方となってしまいました。
ヘナロと拳を交えた1993年、ペレスは既に10年近くのキャリアを積んできました。バンタム級で初の世界王座を獲得し、WBCタイトルを7度の防衛に成功。1991年2月に、辰吉 丈一郎(大阪帝拳)にタイトルを奪われたグレグ リチャードソン(米)に王座を奪われたペレスでしたが、その年の10月にはWBAスーパーバンタム級王座を獲得し2階級制覇達成。しかし翌年3月には日本でもお馴染みのウィルフレド バスケス(プエルトリコ)の強打の餌食となり陥落。今回のヘルナンデスとの一戦に3階級制覇を賭けていました。
驚くことにバンタム級上がりのペレスは体格でヘナロに劣ることなく、身長では王者と同じ178センチ。リーチでは183センチのヘナロのそれを上回っていました。バンタム級時代、減量にはかなり悩まされたのではないでしょうか。