勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

浅草・サンバ・美女の夏

2006-08-26 23:58:28 | Weblog
 暗い記事が続いたので、一息入れる意味で明るい話題をお届けします。

 浅草では恒例のサンバカーニバルが開かれ、多くの人で賑わった。午後1時過ぎにスタートしたそれぞれのチームは、趣向を凝らした衣装を身に着け、女性の美しさをたっぷりと見せてくれた。

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 街を歩く美しい女性にも目を引かれ、そのスナップショットも合わせて紹介します。
 
 

 
 サンバといえばリオのカーニバル。そのリオのカーニバルを舞台に、カンヌ映画祭グランプリ、米アカデミー外国映画賞等に輝いたフランス映画「黒いオルフェ」がある。
ギリシャ神話のオルフェ伝説に基づいたこの映画、若い男女の詩情あふれる美しくも悲しい愛の物語である。
サンバカーニバルを見るとき、この映画のテーマ音楽の美しいメロディとともに、いつも思い出す映画である。

 カンカン踊りでも有名な、オッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」も、このオルフェ伝説であり、原題を「地獄のオルフェ」という。

ーオルフェスとユーリディス(ギリシャ神話)ー

 オルフェスはギリシャ神話の中の最大の詩人で音楽家。彼は美しいユーリディスと結婚するが、ある日ユーリディスは牧者の青年にみそめられ、追われて逃げるとき蛇に足を噛まれて死んでしまう。オルフェスは彼女の後を追って黄泉(よみ)の国へ降り、妻を失った悲しみを竪琴にあわせて切々と歌った。
感動した黄泉の王ハディスは、地上に帰りつくまではユーリディスを見てはならない、という条件で彼女を帰すことを約束をする。しかし、オルフェスはその条件にそむいて彼女を振り返り、ついには彼女を失ってしまう。


 夏の終わりを告げる浅草のサンバカーニバルは、暗くなるまで熱く盛り上がっていた。
2006.08.26