勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

水色のワルツ

2006-08-28 23:07:10 | Weblog
 青いハンカチが話題になっている。いわずと知れた早稲田実のピッチャー斉藤佑樹君が使っていたあのハンカチである。

 ハンカチは時に、重要な小道具としてさまざまな使われ方をする。

 映画「幸せの黄色いハンカチ」では、終盤のクライマックスで、見ているものをハラハラ・ドキドキさせ、風にはためく無数の黄色いハンカチを見て、ホッと胸を撫で下ろしたものだ。

 シェークスピアの4大悲劇のひとつ「オセロ」では、旗手イヤーゴの策略により、部下カシオの部屋にオセロの愛する妻デズデモーナのハンカチを落とし、カシオとの不義を思い込ませようと画策する。
嫉妬に狂った将軍オセロは妻デズデモーナを殺してしまうが、イアーゴの画策と知って彼を剣で刺し殺す。オセロは妻の亡骸に涙しながら自身の愚かさを嘆き、持っていた短剣で自らの首を突き刺してしまうのである。

 どちらも、たかがハンカチと片付けられない、重要な役割を担っている。


 56年以上前にも、青いハンカチで涙を拭いた人がいる。
高木東六さんが作曲した「水色のワルツ」の中での話である。
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-水色のワルツ-

藤浦 洸 作詞
高木東六 作曲

♪ 
君にあう うれしさの
胸に深く
水色の ハンカチを
ひそめる 習わしが
いつのまにか 
身に染みたのよ
涙のあとを そっと
隠したいのよ

♪♪
月影の細道を
歩きながら
水色の ハンカチを
包んだ ささやきが
いつのまにか
夜露に濡れて
心の窓を 閉じて
しのび泣くのよ


   二葉あき子さんの歌で大ヒットしたこの曲。慎ましやかな女心を詠った詩と、その美しいメロディは、青春時代の僕の愛唱歌でもあった。若い方はご存じないかもしれないが、いつまでも歌い継がれて欲しい名曲である。

 「水色のワルツ」の一部をこちらのサイトで試聴できます。興味がありましたらどうぞ。

 作曲者・高木東六さんが去る25日、102歳でこの世を去った。テレビの歌番組などでの辛口の批評は、音楽をこよなく愛する姿勢が伺え好感を持っていた。

 水色のハンカチは半世紀以上経ってハンカチ王子が現れ、再び脚光を浴びている。 

ご冥福をお祈りします。
 2006.08.28