勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

さくら咲く

2007-09-16 01:45:40 | Weblog
◇ 秋桜 ◇

薄紅のコスモスが 秋の日の
何気ない陽だまりに 揺れている
この頃 涙もろくなった母が
庭先でひとつ 咳をする

 コスモスを秋に咲く桜に見立てて、秋桜と書く。山口百恵ちゃんが歌った「秋桜(コスモス)」は、嫁入り前日の母と娘の、喜びと悲しみの入り混じった想いを歌った、ホロリとさせられる佳曲である。
 墨田公園の植え込みに、秋桜ならぬ八重咲きの花を付けた桜の木が2本、秋の陽射しに照らされて、ひっそりと立っていた。
 「紅華」と「蘭蘭」という標識に、こんな名前の桜もあるのかと、来年は見に来ようと思いながら、ふと枝を見上げて驚いた。なんと数輪の花をつけているではないか。
 標識には、『紅華(こうげ)』・・・花は横下向きで、花径は5~5.5cmの大輪。花弁は35~40枚あり、外側のものは円形で紅紫いろ。花期は4月中旬から下旬。
 『蘭蘭」(らんらん)』・・・花径は4.5~5.2cmの大輪で、極淡紅色から白色になる。品種名は、北海道松前の子供たちが、上野動物園のパンダ蘭蘭の死を悼み、その名を記念して1980年5月5日のこどもの日に命名したことによる。花には芳香がある。花期は4月下旬、とある。

 桜守の佐野藤右衛門さんの話によると、桜は狂い咲きは絶対しないという。季節はずれに咲くのは、それなりの理由があるというのだ。猛暑の今年、この桜にはどんな理由があって、この時期に咲いているのだろう。そういえば、花は皆新芽についていた。季節はずれの開花、僕もしてみようかな・・・♪♪♪