勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

桔梗

2007-09-20 00:05:27 | Weblog
秋の野に
咲きたる花を指おりて かきかぞうれば
七草の花

はぎの花、おばな、くず花、なでしこの花、おみなえし
また、ふじばかま、あさがほの花
 山上憶良が詠んだ秋の七草は、春の七草の「食」に対し、「風情」を重んじた「わび・さび」の世界といわれる。歌に詠まれた“あさがほ”は桔梗のことをいうそうだ。
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 桔梗の根は、咳止めや喉の痛みの薬に用いられるが、毒性があり、多量では下痢を起こすという。また、五角形であることから、災厄除けの力があると信じられているそうだ。五角形はアメリカの国防総省(ペンタゴン)がそうであり、陰陽五行説など、何か深い意味があるらしい。

桔梗の不思議
若い花 ≪5本の雄しべが中央の花柱を囲む≫
 
盛りの花 ≪雄しべは開き、黄色い花粉が付いた花柱が現れる≫

老いた花 ≪花柱の先が5裂になり、柱頭(花粉をつける器官)が現れる≫
(このとき既に、雄しべは枯れている)

 桔梗は、雄しべが先に現れ、雌しべが後に出て、時間差をつけることで自家受粉を避け、昆虫によって他の花から受粉されるのだそうだ。桔梗の仲間の雄しべや雌しべを観察すると、植物の不思議な行動を知ることができ面白い。

花言葉は あ・な・た・へ・の 「変わらぬ愛」