燈籠会 2007-09-26 00:00:01 | Weblog 西の空に陽が沈み、東の空から中秋の名月が昇る頃、闇に浮かび上がる灯りのアート。昼の暑さとは打って変わって涼やかな風の中、浅草寺境内では、今年が2回目の燈籠会(とうろうえ)が繰り広げられている。 境内のそちこちに置かれた燈籠から洩れる明かりには、一般から募集した絵や俳句が描かれ、幻想的な雰囲気を醸し出す。 やがて雲間から顔を出した月は、燈籠とその明るさを競うかのように、美しく輝きだした。 静かに更ける秋の夜、雲も晴れて満天の空を独り占めする中秋の名月が、浅草の夜を照らす光のオブジェ。しかし今宵は満月ではないという。 ◇ 旅愁 ◇ ♪ 更けゆく秋の夜 旅の空の わびしき思ひに ひとりなやむ ・ ・ ♪♪ 窓うつ嵐に 夢もやぶれ 遥けき彼方に こころ迷ふ ・ ・ 秋の夜は、なぜにこうも悲しいのか。秋の心は愁いになるからか?