勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

女郎花

2007-09-19 01:24:05 | Weblog
霧ふかき 
あしたの原の をみなへし(女郎花) 
心をよせて見る人ぞ見る
 葛(くず)とともに秋の七草のひとつ、女郎花(おみなえし)には、名の由来がいくつかあるそうだ。女郎花に対して、男郎花(おとこえし)という花がある。黄花のオミナエシによく似て、白花で大きな草姿のため、“男”の名を冠し「男郎花(オトコエシ)」の名前をつけたと図鑑にある。残念ながらこの花を見つけることはできなかった。
 一般的には、黄色い粟飯をオミナメシ[女飯]、白い飯をオトコメシ[男飯]と見立て、それがオミナエシとオトコエシとなったと理解されているらしい。しかし、図鑑の著者は賛同し難いという。

 そもそも女郎とは、大辞林によると、遊女のほかに、身分の高い女性や、若い女性を指す言葉、とある。女郎花は、そんな女性をイメージしているのかもしれない。花言葉は「美人」「はかない恋」だそうだ。
 美人薄命というけれど、薄命なのは女性だけなのだろうか。佳人薄命ともいう。佳人とは美人と同義語だが、良い人は男も女も早死にするらしい。佳人をそのまま佳(よ)い人と解釈すれば、この言葉、男性にも使えるのではないか。本当は早死にすると、良い人に見えるだけかもしれないが・・・。

 しかし、早死にし損なった僕はどうすればいいのだろう。長生きの皆さん、ご心配なく。英語の諺にこんなのがあります。

Every rule has its exception.

 直訳すると「すべてのルールは例外を持つ」となります。学校で教わったとき「例外のないルールはない」と、覚えました。

 佳い人のあなたが長生きなのは、例外なんです。僕の全てがルールに反しているのは、「Every rule has its exception.」だから・・・?