勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

藤袴

2007-09-23 00:16:36 | Weblog
 小さな花が絡み合うように咲き、その花のひとつを引き抜いて逆さにすると“藤色”の“袴”と人の足に見えるところからその名が付いたという藤袴(ふじばかま)。
 葉を乾燥させると桜餅の葉の香りがすると図鑑にある。花には香りがないといわれるが、顔を近づけると、ほのかに甘い香りが漂う。
そんな花の香りに誘われて、虫たちが競って蜜を吸いに来る。

たれかみし
夢の枕のふぢばかま
にほひもふかき夜半のなごりを

 彼岸になっても日中の真夏のような暑さは、夜になると爽やかな風に変わり、秋の訪れを風の音に聞く。暑かった夏の日に別れを告げた夜は、なごりを運んで来る秋の風に、深い香りが夢の枕を濡らすだろう。

ふじばかま 「ま」ぬけになれば fujiばか か? 
 
おあとがよろしいようで