既にB組を1位で通過していることが決まっている反町ジャパン。アジア2次予選もいよいよ最終戦。最終戦の相手は、前回アウェーで辛勝したマレーシア。代表メンバーを大幅に入れ替えたこの試合、最終予選へのサバイバルとなります。
スタメンには、鈴木修人(早稲田大学)と長友佑都(明治大学)の大学生が入り、細貝萌(萌えと書いてはじめと読みます)がゲームキャプテンを務めました。
スタメンはこちら。
GK 1 山本海人(清水)
DF 19 一柳 夢吾(東京V)
DF 4 田中裕介(横浜FM)
DF 2 細貝 萌(浦和)
DF 6 長友佑都(明治大学)
MF 17 鈴木修人(早稲田大学)
MF 8 小椋祥平(水戸)
MF 15 上田 康太(磐田)
MF 10 枝村匠馬(清水)
FW 9 萬代宏樹(仙台)
FW 11 岡崎慎司(清水)
日本は序盤から猛攻を仕掛けます。5分、コーナーキックから細貝がヘッドで狙いますがボールは枠を逸れてしまいます。7分、長友のクロスを岡崎慎司が入れるもGKに弾かれます。さらに鈴木が狙うもダメ。14分、細貝が強烈なミドルを叩くがマレーシアGKのファインセーブで得点ならず。18分、萬代宏樹がシュートを打つもまたしてもGKに阻まれた。今日のマレーシアGK、なかなかいい動きをしていることは確かです。そして28分、上田康太のクロスを、飛び込んできた長友がヘッドで決めて先制!ただ、最後GKを押してなかったか?
追加点がほしい日本はさらにマレーシア陣内を攻めます。31分、鈴木が強烈ミドルを狙うが枠を外れました。33分、自陣のロングボールから、鈴木がペナルティエリア外から左足ボレーが決まって2点目!うーん、ビューティフル。反町ジャパンアジア2次予選のベストゴールともいえるでしょう。
2-0となったところでマレーシアは早くも選手交代。アズルルが下がり、サフィクが投入。マレーシアも日本に勝利、シリアVS香港の結果次第では最終予選進出が決まるというんですが、さすがに2点取られると絶望的です。
前半で勝負を決めたい日本は、40分に鈴木がミドルを放つもバーの上、終了間際には萬代が抜け出してシュート!しかしキーパーが足でセーブ、こぼれ球をもう一丁!しかしポストに弾かれた…。あぁ~っ!もったいない×2!
前半は2-0で日本がリード。後半はJリーガーの意地を見せてくれ。
後半はマレーシアボールでキックオフ。後半4分、マレーシアのFKをサフィクが直接狙うが、萬代の足に当たってコーナーキック。コーナーキックはGK山本がパンチング、アジが攻め込むもファウルを取られてイエローカード。
日本は7分、ペナルティエリア内で長友が倒されてPKを獲得。これを萬代が落ち着いて決めて3-0。
しかし14分にマレーシアのコーナーキックからゴール前の混戦となり、こぼれ球をズブラが押し込んで1点を返されます。まだあきらめないマレーシア。もう無理だけど。
日本は16分に小椋に代えて杉山浩太を投入。23分には岡崎に代えて興梠慎三を投入。FW交代で勢いづけたいところ。すると23分、長友のアーリークロスを興梠が飛び込みますがGKに阻まれました。26分、マレーシアが反撃。日本のミスからノルシャフルルが奪い、ペナルティエリアへ突入。GK山本に倒されるも判定はシュミレーションでイエローカード。日本、本当に危ないところでした。
27分、ピンチの後日本にチャンスが来た!枝村がペナルティエリア内にスルーパス、しかし萬代がトラップミス…。マジもったいない!
残り10分、大活躍の鈴木から増田誓志に交代。増田はいきなりシュートを放つがゴール上へ外れました。終了間際のロスタイム、杉山のスルーパスを興梠が走りこんでループシュートを狙うも弱かった。結局3-1で勝利。2次予選を6戦全勝で終了しました。
今日は代表メンバーの中にはJリーグ公式戦の出場機会が少ない選手もいて多少不安がありましたが、終わってみれば不安が多少消えたかも。大学生が活躍していたことで、なんだかJリーガーが情けなく感じたのは私だけでしょうか。ダメ押し点が取れないのはちょっとなあ。もったいないプレーがなければ5~6点は取れたよ。
大学生メンバーの鈴木・長友以外にも、法政大学の本田拓也がベンチ入りしていました。かつてA代表に呼ばれたこともある林彰洋も流通経済大学のGK。(現在はU-20ワールドカップメンバー候補に挙げられています)最終予選ではJリーガーに負けないような活躍を期待したい。
マレーシアについてですが…、とにかくファウルが多い!警告も多すぎる!悪質なファウルのせいで途中狂いが生じて1点を取られてしまいました。とりあえず基礎からやり直したほうがいいのでは…。
さて、2次予選を全勝で通過した反町ジャパン。6月13日に最終予選の抽選会、8月22日から最終予選が始まります。北京に行くためには1位通過しなければならないので、ひとつのミスも許されません。2次予選の結果を見ていると厳しいと思いますが、とにかく最終予選では勝ちまくって北京に行きたいですね!