

昨日は杉内の好投もむなしく延長10回サヨナラ負け。これ以上の連敗が許されない福岡ソフトバンクホークス。阪神との「イエローダービー」もいよいよ最終戦。絶対に負けられないこの試合、今日は現在4連敗中の和田が先発です。
初回、川崎凡退後に本多がヒットで出塁。盗塁が期待されたんですが後続が凡退し無得点。その裏、マウンドに上がった和田は、2死後に林威助に内野安打を許したんですが、金本をライトフライに打ち取り上々の立ち上がりを見せました。
2回、大村と田上の連打で先制のあと、阪神の先発・下柳の暴投で無死2,3塁と絶好のチャンスを迎えます。しかし、今日スタメン入りの荒金久雄と和田が連続三振、川崎の2塁ゴロでチャンスを潰してしまいました。
その後、和田と下柳の両先発の投げ合いが続き、両チーム無得点のまま後半に突入。均衡が破れない最終戦。最後に笑うのはどっちだ?
6回、和田がピンチを迎えます。1死後、関本の3塁ゴロを小久保が悪送球。林1塁ゴロで2死となりましたが、関本は3塁に進塁。ここでバッターは金本。和田このピンチを2塁ゴロに打ち取って無得点に抑えました。
7回、和田に最大のピンチがやってきます。先頭の今岡にセンター前ヒットを許すと、鳥谷三振、藤原犠打で2死の後、野口を敬遠、1,2塁の場面で代打・浅井にレフト前ヒットを打たれて2死満塁の大ピンチを迎えます。しかし、途中出場の赤星をショートフライに打ち取って3アウト。満塁のピンチをゼロに抑えた和田。さあ、今度はソフトバンクの逆襲だ!
8回、阪神の3番手・ウィリアムスが登場。1死後にアダムがライト線への2塁打でチャンスを迎えます。松中2塁ゴロ、小久保敬遠で2死1,3塁のチャンスを迎えましたが、大村が空振り三振で3アウト。その裏、和田が無得点に抑えて9回の味方の攻撃を待ちます。
9回、阪神は守護神・藤川球児が登場。藤川投入で流れが阪神に傾くか?い~や、ソフトバンクは、先頭の田上がレフト前ヒットで出塁。ここで代走・松田を起用。途中出場の柴原が犠打で2塁に進んで、代打にブキャナン。ブキャナンは2塁ゴロで倒れましたが、松田は3塁へ。2死3塁でバッターは川崎!藤川のストレートを捉えると打球はセンター前へ!3塁から松田が生還!ソフトバンク、遂に均衡を破った!
9回裏、守護神・馬原が登場。ところが、先頭の鳥谷にライト前ヒットを打たれてしまいます。藤原犠打のあと、野口を三振に仕留めて2アウト。しかし、途中出場の藤本にライト前ヒットを打たれて2死1,3塁のピンチ!昨日の再現かと思われたんですが、最後は赤星を見逃し三振でゲームセット!ソフトバンク、昨日の雪辱を果たしました!
阪 神-ソフトバンク 最終戦
(2勝2敗、甲子園、18:01、48477人)
H 000 000 001 1
T 000 000 000 0
【投手】
(ソ)和田、馬原-田上、山崎
(神)下柳、久保田、ウィリアムス、藤川-野口
【責任投手】
(勝)和田11試合5勝5敗
(S)馬原24試合20S
(敗)藤川22試合3勝2敗15S
最後までハラハラさせたこの試合は、川崎の復帰後初タイムリーで決勝点を挙げたソフトバンクの勝利。対戦成績は2勝2敗の五分で終わりました。交流戦は五分だったけど、この戦いは日本シリーズで決着付けようじゃないか!
今日の先発の和田は8回を5奪三振無失点。今季5勝目を飾り、約1ヵ月ぶりの白星を挙げました。そして、馬原が両リーグ最速の20セーブ目。このまま行けば40セーブもありそうです。
水曜日からはヤフードームで東京ヤクルトとの対戦。元ヤクルトのガトームソンもこの試合に先発する予定。古巣相手にどんなピッチングをするのか?あと、大村が1番に復帰するかも気になるところです。大村1番・川崎2番のコンビが復活するのか?今日はロッテも日本ハムも負けたことで、ゲーム差も2.5に縮まりました。とにかく2位浮上、いや首位奪還へ前進するのみ!