日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

星野JAPAN2戦目で初勝利

2008年08月15日 | Sports

初戦のキューバ戦は2-4で敗れて黒星スタートとなった野球日本代表。星野JAPANの2戦目は台湾と対戦しました。台湾とは昨年12月の五輪予選で対戦して10-2で勝利しました。もし台湾に敗れた場合、金メダルどころか決勝トーナメント進出に黄色信号が灯るかもしれません。果たして星野JAPANは台湾に勝利できたか?

この日のスタメン
1(二)西岡剛
2(中)青木宣親
3(左)森野将彦
4(一)新井貴浩
5(右)稲葉篤紀
6(三)村田修一
7(捕)阿部慎之助
8(指)佐藤隆彦
9(遊)中島裕之
投手 涌井秀章
初戦のキューバ戦で左足甲の骨膜炎を悪化させた川崎宗則に代えて中島が9番・ショートで先発出場。3塁には村田、DHには佐藤が先発出場、スタメンマスクは阿部が被りました。

1回、日本は台湾先発・許文雄の前に3者凡退。その裏、涌井は四球と2塁打で1死2,3塁と先制のピンチとなりますが、陳金鋒と林智勝を連続三振に仕留めてピンチを凌ぎます。日本は3回まで許文雄の前に無安打、出塁は3回に2死から中島が四球を選んだだけ。涌井は3回まで台湾打線を無得点に抑えますが、4回に先頭の彭政閔にレフトへの2塁打を浴びると、陳金鋒には四球。次の打者の犠打で1死2,3塁となり、チャン・ジーシェンのセンター前タイムリーで先制点を許してしまいます。なおも1,3塁のピンチを迎えましたが、羅国輝の1塁ライナー併殺打で1点に留めました。
1点を追いかける日本は5回、1死から阿部が許文雄の5球目のカーブをライトスタンドへ飛び込むソロ本塁打で同点に追いつきます。2死後、中島がセンターオーバーの2塁打を放つも西岡が倒れて逆転ならず。6回に先頭の青木がヒットで出塁すると、森野の犠打で1死2塁と逆転のチャンス。新井が倒れて2死後、稲葉が台湾2番手・倪福徳の初球をセンター前へ弾き返します。2塁走者・青木は俊足を飛ばして生還。2-1と逆転に成功しました。
涌井は5回、6回と2イニング連続の3者凡退に抑えたところで降板。7回は岩瀬仁紀が2番手で登板。1死からランナーを出すものの、羅国輝をライトフライで2死、飛び出していた1塁走者が1塁に戻れずダブルプレー。右翼手・稲葉、2塁手・西岡の好連携で無失点に抑えます。8回は3番手に藤川球児が登板。その藤川は台湾打線を3者連続三振に仕留める完璧なリリーフを見せました。
2-1で日本が1点リードのまま9回に突入、日本は1死から村田がレフト前ヒット、続く阿部が四球を選び、佐藤が死球で満塁と追加点のチャンス。ここで中島が台湾5番手・鄭凱文の2球目をライト前へ。2人が生還して3-1。西岡もセンター前タイムリーで続き1点追加。さらに青木の2塁ゴロの間に1点を追加し、途中出場の荒木雅博が死球、新井が四球で出塁してまたも満塁の場面で稲葉を迎えましたが、空振り三振に倒れて3アウト。しかし打者一巡の猛攻で5得点、7-1と台湾との差を6点に拡げました。その裏、上原浩治が4番手で登板し、台湾打線を3者凡退に抑えて試合終了。日本が7-1で台湾を降して北京五輪初勝利です。


北京五輪 1次リーグ 2008/08/14(木)
第2戦 台湾-日本 (五ケ松球場、19:00 日本時間:20:00)
日本 000 011 004  6
台湾 000 100 000  1
【投手】
日本: 涌井、岩瀬、藤川、上原
台湾: 許文雄、倪福徳、張誌家、曹錦輝、鄭凱文
【責任投手】
(勝)涌井
(敗)倪福徳
【本塁打】
(日)阿部


終わってみれば快勝で終わりましたが、8回までは1点差、同点に追いつかれてもおかしくないスコアでした。それでも、岩瀬・藤川・上原の勝利の方程式で台湾の反撃を抑えて勝利をもぎ取りました。台湾にも負けて連敗という最悪のシナリオを免れてよかったですよ…。試合後の星野監督は「九回に点を取っているようじゃダメ」と厳しい表情でした。確かに得点のチャンスは4回、8回にありましたが何れも無得点。同点に追いついた5回も中島の2塁打で逆転のチャンスも西岡がファウルフライで倒れました。チャンスの場面では確実にモノにしないといけませんね。
この日の先発・涌井は6回・3安打・6奪三振・1失点の内容。3者凡退で抑えた回数が3度もありました。4回に先制された後、一塁ライナー併殺打で1点に留めたのは大きかったといえるでしょう。中継ぎ陣は藤川が3連続三振の好内容。前日のキューバ戦で無安打と2日連続で好投を見せました。打線のほうは西岡と青木の1,2番コンビが2安打ずつ放ち、中島は3打数2安打2打点と活躍しました。3番・森野、4番・新井は2試合連続で無安打に終わりました。そろそろ新井の快音が見たいところなんですが…。
星野JAPANは15日にオランダと対戦。普通に勝てる相手ですが油断は禁物です。大量得点を奪って16日の韓国戦に弾みをつけたいところです。オランダ戦は杉内俊哉or和田毅が先発予定となっています。果たしてオランダ戦は誰がマウンドに立っているのだろうか…?


14日は北島康介が200m平泳ぎで金メダルで2冠達成、内村航平が体操の個人総合で銀メダル、柔道では鈴木桂治と中澤さえが初戦敗退という結果になりました。15日はサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が準々決勝で中国と対戦、柔道では石井慧と塚田真希が登場します。男子柔道は内柴正人の金メダル1個のみと寂しい状態、石井の結果次第では日本柔道の冬の時代が訪れるかもしれません。他にもソフトボールで日本が強敵・アメリカと対決。ソフトボールは現在3連勝中、アメリカに勝てる可能性は少ないですが奇跡を起こしてもらいたいところです。



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北島康介が2冠達成!体操の内村航平は個人総合銀メダル

2008年08月15日 | Sports

北京五輪は7日目に突入!北島康介が200mでも世界新&金メダルに挑戦、男子体操は日本の新星がメダルを獲得しました!

男子200m平泳ぎ決勝、準決勝を1位で通過した北島康介は4コースから連覇に挑戦しました。スタートで6コースのブレントン・リカードが先頭に立ちますが、最初の50mターンで北島がトップに躍り出ます。50m通過タイムは29秒04。50~100mの間、北島とリカードの先頭争いとなりますが、北島が100を先頭でターンしリードを拡げます。100m時点で1分1秒03、自らの持つ世界記録を0.14秒上回ります。その後も北島は他を引き離し続け、150メートル時点で1分34秒05、世界記録を0.2秒近く上回って残り50m。金メダルはほぼ決定的、自分との戦いに入って北島は、世界新へのラストスパートをかけますが、最後にペースが落ちてしまうも先頭でゴールして金メダル。優勝タイムは2分7秒64の五輪新記録。世界記録には0.13秒及びませんでしたが、2大会連続の2冠達成です。
200mでも世界新記録の期待がかかりましたが、残念ながら世界新記録は出ませんでした。本人はインタビューで「記録が出なくて悔しい」と優勝したのにもかかわらず悔しさを滲ませていました。でも、アテネに続いての2冠達成はお見事です。やっぱり北島は強かったねぇー。世界新記録は来年のローマの世界水泳までお預けかも…。いや、日本選手権で出してくれるでしょう!

体操では男子個人の決勝が行われました。日本からはエース・冨田洋之、19歳の新星・内村航平が出場しました。最初の種目・ゆかで富田は15.1点、内村は15.825点と好スタート。2種目目のあん馬では、内村は2度落下してしまい13.275点の低成績。富田は完璧な演技で15.425点となりました。吊り輪で富田は着地ミスで転倒してしまい13.8点台、内村は15.2点点台。跳馬で富田が15.700点を出せば、内村はすばらしい演技を見せて16.300点の高得点を叩き出します。平行棒では富田が16.000点、内村は15.975点とともに好成績を挙げて最後の鉄棒へ。内村より先に演技を行った富田は伸身の新月面からのフィニッシュが決まり15.675点。内村はコバチ、コールマンといった難易度の高い技を成功させると、最後は着地も決まって15.400点と言う結果に。6種目を終えて富田は91.750点で4位、内村は91.975点で銀メダル獲得。金メダルを獲得した楊威は94.475点の圧勝で団体との2冠を達成しました。
日本選手が個人総合でメダルを獲得したのは実に24年ぶりの快挙だそうです。北京五輪男子体操の監督である具志堅幸司さんが金メダルを獲得しました。銀メダルの内村選手はあん馬でのミスがあり一時は22位と低めの順位でしたが、跳馬と平行棒で順位を大きく上げていきました。国際大会の経験が少ない選手は一つのミスがきっかけでその後上手くいかないケースもあるんですが、内村選手はよくあん馬のミスを切り替えられたと思います。富田選手はこちらは鉄棒と平行棒で吊り輪のミスを取り戻したんですが、最終的には4位。吊り輪での転倒が大きく影響した形となりました。転倒さえなければメダル獲得もあっただけにとても残念です。体操はこの後種目別競技に入り、富田はあん馬と鉄棒、内村は床、中瀬卓也は鉄棒で出場します。内村選手は種目別でもメダル獲得なるのか?



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